[特集]インタビュー
2007.9.8

WBA世界Sバンタム級12位
山中大輔(白井・具志堅)


"再起"に賭ける!!
 今年4月、下田昭文(帝拳)との日本タイトル防衛戦に敗れ王座から陥落。引退か現役続行かに悩み、揺れていた山中大輔。だが、山中のリングに賭ける情熱はまだ消えてはいなかった。
 9月24日、後楽園ホールで行われる"ムニョスVS相澤"のWBA世界Sフライ級タイトルマッチ。この試合のセミファイナルで復帰戦を戦う山中が、今回の復帰戦と今後について語ってくれた。

□5ヶ月振りのリングですが、仕上がりは?
山中「少し疲れが・・・でも良い感じに仕上がると思います。減量も今までと同じ8~9kgですね」

□タイに単身、武者修行に行っていたそうですね。
山中「ウィラポンのジムです。余計な雑音が入って来ないから練習に集中出来ました。ウィラポンにもアドバイスをもらったし、練習も意外とリラックスしてました。練習が終わるとみんなでカラオケ行ったりしちゃうんですよ。タイって凄いハングリーなイメージだけど、みんな明るかったですね」

□今回は契約ウエイトでの試合ですが、今後の階級は?
山中「結構、減量がきついんですが、やっぱりスーパーバンタムですね」

□スーパーバンタムですとターゲットは下田選手?
山中「下田君は認める部分もあるし、意外と下田君に執着は無いんですよ。今、東洋に凄い興味があるんです。スーパーバンタムのチャンピオンが相当強いじゃないですか。強いチャンピオンと戦って見たいんですよね」

□復帰戦の見所はどこでしょう。
山中「ここで試合のどの部分、とか言っておいたほうが良いんでしょうが・・・、ズバリ入場です(笑)。ウィラポンからもらった、今着てるTシャツとペンダントに注目です」

□最後にファンにメッセージを。
山中「実はファンがあまりいないんですよね。だけど、防衛戦に負けてから、何通かファンレターが届いたんです。もちろん女性からですよ(笑)。正直嬉しかったですね。このファンレターをくれた方達の為にもスッキリ勝ちます!」

 一見、クールに見える山中だが、喋るととても明るく面白い。リングとは違った一面が垣間見えた。練習では中村トレーナーとの二人三脚で厳しい練習メニューをこなし、今回の復帰戦に賭ける意気込みが伝わってくる。
 敗戦から思い悩み、再びリングで戦う事を選択した山中。彼の"再起"に期待したい。

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