[特集]インタビュー
2008.2.27
山口 真吾(渡嘉敷)
世界を掴む為に!!
3月29日、幕張メッセで坂田健史(協栄)の保持するWBA世界フライ級タイトルに挑戦する山口真吾(渡嘉敷)。2002年、当時のWBC世界ライトフライ級王者・崔堯三(韓国)の持つ世界タイトルに初挑戦し、惜しくも10回TKOで敗れている。しかし、山口はこの6年間で東洋太平洋ライトフライ級タイトルを獲得。増田信明(駿河)・嘉陽宗嗣(白井具志堅)らを退けタイトルを防衛するなど着実にレベルアップを計って来た。坂田の持つ世界フライ級タイトルマッチは階級を1階級上げての戦いとなるが、山口にとってはまさに6年間の思いを込めた挑戦となる。2度目の世界挑戦に賭ける思いを山口真吾が語った。
□6年振り2度目の世界挑戦ですが現在の心境は?
山口「今回はフライ級での世界挑戦ですが、前回の世界戦では周りからまだ早いとか、勝てないと言われたが、坂田戦ではボクサーとして成長した6年間の姿をぶつけたい!」
□チャンピオン坂田選手をどう分析しますか?
山口「坂田選手とは何回もスパーリングをした事があるんですが、やっぱり強い選手です。パワーもあって前に出るプレッシャー、手数と全てに於いて凄いですね。でも、坂田選手が抜群に秀でてる部分は前に出るプレッシャーとスタミナだと思います」
□1階級上げての挑戦となりますが不安は?
山口「そうですね。現在、減量もきつくなってるんですが、ウエイトトレーニングなどでパワーも確実に付いて来てます。階級を上げる不安は多少あるんですが、ウエイトでパワーの不安部分は確実に補っていますよ」
□どんな試合展開を予想しますか?
山口「やっぱり階級は1階級上ですし、パワーや馬力は向こうが上だと思うんですよ。僕が攻めると言ったら、回転とスピードで掻き回していったらと考えているんです。坂田選手は相当強いですから、12Rフルに戦うつもりでいます」
□タイトルマッチに向けて意気込みを
山口「坂田選手は強い選手ですが、今度のチャンスをものにして絶対に世界チャンピオンになります!」
□最後に山口選手にとってボクシングとは?
山口「今ではボクシングは僕にとって人生そのものですよ!3月29日は必ず勝って世界チャンピオンになります。応援ヨロシクお願いします!」
階級を1階級上げ、フライ級世界戦線に挑む山口真吾。所属ジムの渡嘉敷勝男会長と師弟で世界チャンピオンを目指し、二人三脚で歩んで来たボクシングキャリアは決して平坦な道のりではなかった。今回の坂田戦は、山口自身も語ってくれたように、世界初挑戦から6年間のボクサーとしての成長した姿をぶつけるリングとなる。3月29日、坂田VS山口戦は互いのボクシング人生を賭けた熱い戦いになる事は間違いないだろう。WBA世界フライ級タイトルマッチ。日本人対決を生き残るのは果たして…。
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