[特集]インタビュー
2008.7.17

WBA世界フライ級王者
坂田健史(協栄)


更なる高みへ!!
 7月30日、代々木第一体育館で開催される「WHO IS THE BEST」世界フライ級ダブルタイトルマッチで、久高寛之(仲里ATUMI)を挑戦者に迎え、WBA世界フライ級タイトル防衛戦を行う王者・坂田健史(協栄)。タイトルマッチ恒例のハワイキャンプから帰国し、調整も順調に進んでいるという。4度目の防衛戦に向け"The Burnig Fist坂田健史"が当サイトにタイトルマッチに賭ける意気込みを語ってくれた。

□4度目の防衛戦に向け、現在のモチベーションは?
坂田「モチベーションは常に高くあります。3回防衛していますが、毎試合モチベーションは上がっていますし、僕は現状に満足していません。これからの調整は、スパーリング中心で調整して行きます。ウエイトも練習終わりで3kgですから順調です」

□今は何に重点を置いていますか?
坂田「もちろん勝つ事が重要だし、自分のレベルアップが大切ですね。これからスパー中心になりますが、細かいパンチをどうもらわないかでしょう。いままでの試合以上にレベルを上げて行きますよ」

□試合展開の予想は?
坂田「リングに上がってみないと分からないが、久高選手のスピードに注意して、相手のスピードを殺せる様にやって行こうかと。試合は、相手のやり難い様、やり難い様に戦って行く。ボディとパンチを上下打ち分けてやってみようかと思ってます」

□坂田ファンに防衛戦の意気込みを
坂田「絶対に勝つ!!勝つ事が一番大事ですから。防衛戦はとにかく本当に応援してくれる方達の期待に答えられる様に。今、防衛戦に向け良い練習が出来ています。30日は皆さんの期待に答えられる様に頑張りますので、応援よろしくお願いします!!」


 スロースターターと言われる王者・坂田健史。過去3回の防衛戦中、2試合では早いラウンドでのダウンを喫し、ピンチを招いている。挑戦者の久高選手はスピードとキレを武器に早いラウンドから勝負を挑んで来るだろう。それは坂田自身が一番解かっているであろうし、この部分をどう補うかが4度目の防衛戦のポイントになると思われる。30日、代々木第一体育館で行われるもう1つの世界タイトル、WBC世界フライ級王者・内藤大助(宮田)に挑む清水智信(金子)と行われた公開スパーリング(協栄ジム)では、8Rに及ぶ実戦さながらの白熱したスパーを展開し、早いラウンドからボディ攻撃と持ち前のスタミナで清水を追い込む場面も見せた。
 "The Burnig Fist坂田健史"がフライ級戦線の真の主役となるには、30日の防衛戦をクリアする必要がある。インタビューでも語っていたが「勝つ事が大事」であり、それ以上に王者として内藤VS清水戦と比較され、試合内容と勝ち方も問われる一戦となるだろう。30日、試合開始のゴングと共に、坂田健史のボクシングから目が離せない!!

[ボクモバの目]
 坂田健史は世界タイトルを獲得するまで苦難の道を歩んで来た。3度の世界挑戦を経て、4度目の挑戦で念願の世界タイトルを奪取している。坂田のボクシングは抜群のスタミナを武器に、前に前に出て、決して下がる事の無いスタイルと、尽きる事の無い手数で相手を圧倒する。決してビックマウスになる事無く、努力で世界王者の座を掴んだと言える。
 7月30日は坂田の無尽蔵のスタミナと、終わる事の無いな手数に注目して欲しい。努力と練習は決してウソをつかない。坂田のボクシングに対する気持ちはボクサー達の見本となるであろう。寡黙な侍"The Burnig Fist坂田健史"の戦いに注目だ。

「世界フライ級ダブルタイトルマッチ」
WBA世界フライ級タイトルマッチ
王者・坂田健史(協栄)VS挑戦者・久高寛之(仲里ATUMI)
WBC世界フライ級タイトルマッチ
王者・内藤大助(宮田)VS挑戦者・清水智信(金子)
■日時:7月30日(水)
■会場:代々木第一体育館
■チケットのお問合せ:協栄オンラインショップ・坂田健史応援シートTEL.03-3205-3838

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