[特集]インタビュー
2008.8.1
風神ライカ(山木)
WBA女子世界ライト級1位
WBC女子世界ライト級2位
世界女王へKO宣言!!
8月11日、後楽園ホールで開催されるWBC世界女子ライト級王座決定戦に出場するWBC世界女子ライト級2位・風神ライカ(山木)。対戦相手のWBC同級3位アン・マリー・サクラート(米国)とは昨年11月に拳を交え、ライカが判定で勝利している相手だが、この時もハードな展開を強いられており決して楽な相手ではない。むしろサクラートとしては、ライカへのリベンジと世界女王の座を掴むべく、決死の覚悟でライカに挑んで来るであろう。
JBCが女子プロボクシングを正式認可後、日本で初めて開催される女子世界タイトルマッチは、これからの女子ボクシングの発展を占う大切な一戦でもある。世界戦を目前に控え、白井具志堅ジムで練習する風神ライカを当サイトがキャッチ。ライカが世界へ賭ける想いを語った。
□世界王座決定戦に向けて調整は?
ライカ「調整は順調です。良い感じに仕上がって来てます。ウエイトも練習前でリミットまで3Kgですから、練習後に普通に食事も出来るんで助かります。練習では男子ボクサー達を相手にスパーリング6Rを週3回行っています。4~8回戦の選手達とスパーしてます」
□北海道で行った内藤選手との合同キャンプはどうでしたか?
ライカ「キャンプに参加して本当良かったです。物凄い刺激になりました。これが走り込みキャンプかって思いましたよ!! 本格的な走り込みキャンプも今回が初めてで、正直全然ついて行けませんでした。だけど自分自身の底力、大切な部分の底上げが出来たと思います。足腰が、下半身が相当強くなったかなと」
□サクラート選手の印象と攻略ポイントは?
ライカ「去年戦って感じたんですが、ぶっちゃけサクラートはボクシングに真剣に取り組んでいる選手。強敵ですよ。足を使い、距離を取るのがとても上手い選手ですから、どう私が捕まえるかでしょうね。どうやってサクラートの足を止めさせるか。どうやってコーナー・ロープに詰めるかがポイントだと思います。内藤さんとのキャンプで鍛えたこの足で、サクラートを追い詰めますよ!!」
□試合展開の予想は?
ライカ「いかに私がサクラートの足を止めさせるかなんですが、身長差が5cmあるんです。私がいかに懐に入るかが重要ですね。懐に入る時、サクラートが打ち合いを仕掛けてきたら私としては打ち合いは望む所ですから、当然打ち合いますよ!! そしていかに自分の距離にもっと行くかが勝負の分かれ目ですね」
□王座決定戦に向けて意気込みを
ライカ「勝つ事しか考えていません!!去年の試合は判定での勝利だったので、今度こそサクラートとはハッキリと勝負をつけます!!完全決着で行きますよ!!8月11日の王座決定戦はもちろん…KO宣言です!!応援宜しくお願いします」

8月11日に行われる世界戦は、WBC世界女子アトム級タイトルマッチ ウィンユー・パラドンジム(タイ)VS小関 桃(青木)戦も行われる世界女子"ダブル"タイトルマッチ。マスコミの注目度も当然高くなるはずだ。ライカと小関が世界を奪取すれば女子ボクシング確立に一歩近づき、人気向上につながる事となる。先日、韓国でWBC世界女子ライトフライ級暫定王座を奪取した富樫直美(ワタナベ)と共に、今回の世界戦でのタイトル奪取は、風神ライカが名実共に日本女子ボクシング
界の主演女優となる大きな一戦である。ライカが世界に飛び出すその時まであとわずかだ!!
「ボクモバの目」
風神ライカは女子ボクシングをメジャースポーツにする為、全身全霊でボクシングと向い合っている。ライカは「ボクシングで食べて行ける様にしないと」と話し、これからプロを目指す女子選手に「ボクシングに夢を持ってもらいたい」と語った。ライカのボクシングスタイルは前に前に出て距離を詰め、打ち合いを展開する。ライカが世界との距離を詰め、その拳で世界の壁を打ち破った時、女子ボクシングが名実共に花開く時なのかも知れない。
「女子世界ダブルタイトルマッチ」
WBC世界女子ライト級王座決定戦
風神ライカ(山木)VSアン・マリー・サクラート(米国)
WBC世界女子アトム級タイトルマッチ
ウィンユー・パラドンジム(タイ)VS小関桃(青木)
■日時:8月11日(月)
■会場:後楽園ホール
■チケットのお問合せ白井具志堅スポーツジムTEL.03-5377-5535
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