[特集]インタビュー
2008.6.25

沼田康司(トクホン真闘)


まだまだ下積み!!
 4月20日、最強王者と呼び声の高い日本ウエルター級王者・湯場忠志(都城レオスポーツ)に敵地・宮崎で挑んだ沼田康司。持ち前のハードパンチで衝撃の4RKOで湯場を下し、日本ウエルター級王座を奪取した。日本タイトルを獲得し、新王者となった沼田が現在の心境を語った。

□タイトル獲得おめでとうございます。まずは湯場戦の感想を。
沼田「正直、強かったです。パンチは自分が想像していたよりありました。身長差のある湯場選手に4R、右ストレートがカウンターで当たった時が一番ビックリしました。相手が吹っ飛んだんで…。湯場選手のパンチをよけて無意識に出した右ストレートがたまたま当たった感じです。その後、追い打ちで出した左フックが顎に当たって(湯場選手の)、顎がずれた感触があった。今でもずれた感触が拳に残ってます」

□王座を獲得した今の心境は?
沼田「チャンピオンになった事で、周りの皆は喜んでくれています。だけど、自分はまだチャンピオンだと思っていません。まだまだ下積みです。あまりチャンピオンと呼ばれる事に実感がありませんね」

□初防衛戦(9月9日)では同級8位・山口裕司(JBS)を迎え撃ちます。防衛戦に向けての意気込みを。
沼田「山口選手は元東洋太平洋チャンピオン。僕より格上だと思っています。防衛戦はタイトルを守るんじゃなく、倒しに行きますよ!!ちなみに日本のベルトは自宅に置いてないです。無くすのが怖いんで、ベルトはジムに保管してもらってます」

□タイトルを奪取して何か変わりました?
沼田「本当、何にも変わらないです。逆に運が悪くなっているかも。悪い事が続いてるんです…。実は自分の全てが詰まった大切な財布を落としました。財布にはTUTAYAのカードが入っていて、アダルトをレンタル出来ないのでストレスが溜まります(笑。だから自分は今、失う物はもう何も無いです。今は彼女もいないし(笑」

□失う物のが無い沼田選手にとってボクシングとは?
沼田「(キッパリと)将来の為の下積み時代です。これからは格闘技でご飯を食べれる様になりたいですね」

□最後に沼田ファンにメッセージをお願いします。
沼田「裏切らない試合をして行きます!!これからも魅せる試合をしますので、応援宜しくお願いします。ところで…いるんですか、俺のファンって」

 試合での荒々しいイメージとは違い、屈託の無い明るい笑顔で現れた沼田選手。タイトルを獲得した現在でも「今は下積み時代」と語ってくれた。正直、インタビューで掲載出来ない話も多かったが、それも沼田選手のサービス精神旺盛な一面だろう。また「自分のパンチが上の階級でも通用するか試してみたい!!」と真顔で語ったのには、我々も驚かされた。
 最強王者湯場をKOで倒した沼田康司。その超ド級のハードヒットが間もなく日本ボクシングを席捲する。

日本ウェルター級王者沼田康司初防衛戦!!9月9日後楽園ホール「王者・沼田康司VS挑戦者・山口裕司」チケットのお求めはトクホン真闘ジムまでお問合せ下さい。TEL.03-3893-2720

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