[特集]インタビュー
2008.9.4
韓国スーパーフライ級王者
木村隼人(横浜さくら)
若き挑戦、世界を見据え!!
木村隼人は弱冠19歳の若さで、3ヵ国のリングをその身で経験して来た。15歳にタイのリングでプロデビューし、現在は韓国と日本両方のリングで戦っている。同年代の日本人ボクサーとは比較にならない程の経験値をその拳に吸収させ、自身の血肉とし、ボクサーとして急速に成長を続けている。そんな木村隼人は現在、日本人初の韓国スーパーフライ級王者として韓国ボクシング界を牽引する存在になりつつある。10月11日には日本未公認ながら、世界メジャー4団体と言われるWBOインターコンチネンタルフライ級王座決定戦に韓国で出場する。WBOインターコチネンタル王座決定戦を控えた木村隼人が、当サイトに韓国・日本と又に駆け戦う意気込みを語ってくれた。
□韓国スーパーフライ級王者として、現在韓国で活躍されています。日本と韓国、ボクシングやファンに違いはありますか?
木村「ボクシングに関して言えば、リングの中は日本も韓国も一緒です。日本の場合、会場の雰囲気が良いので戦いやすい。でも、韓国の方が今はやりやすいです。日本もですが、韓国ファンはとても優しく僕を迎え入れてくれます。」
□これからの主戦場は日本?韓国?どっちになりますか。
木村「もうちょっと韓国で戦いたいですね。今、韓国ボクシングはちょっと人気が落ちているから、お世話になった韓国のボクシング界を盛り上げたい。それから(自分の考えでは)日本で戦いたいです。でも、日本だけでなく、出来るだけ韓国でも戦いたいです。」
□日本人で戦ってボクサーはいますか?
木村「日本のフライ級だと本当いっぱいいます!!今現在、僕のレベルでは勝てなくても、内藤さん、坂田さん、清水さんと戦ってみたいです。どこまで通用するか分かりませんけど、戦う事で経験を得られると思うんです。正直、同年代の選手はあんまり知らないんです。」
□WBOインターコンチネンタルフライ級王座決定戦に向けて意気込みを!!
木村「とにかく精一杯戦い、勝ってベルトと一緒に帰って来ます!!僕の試合が10月11日で、横浜さくらジムの興行が10月30日にあるんです。ジムの先輩達が「俺達も勝つから、隼人も勝て!!」って言ってくれて。だから、絶対にWBOインターのベルトを持って帰って、ジムの興行に凱旋したいし、先輩達の試合に花を添えたいです。」
□最後に、隼人ファンにメッセージをお願いします。
木村「本当、僕の試合に毎回毎回応援ありがとうございます。感謝してもしきれないです。勝つ事が一番の恩返しになると思っています。これからも頑張りますので、応援お願いします!!」

木村隼人がWBOインターコンチネンタルフライ級王座を獲得すれば、日本公認団体WBA・WBC世界フライ級ランキングにその名前が登場するであろう。現在、WBA世界フライ級を坂田健史(協栄)が、WBC世界フライ級を内藤大助(宮田)が保持し、日本人が王座を独占する状態の世界フライ級戦線。木村隼人が戦いの舞台を韓国から日本に移した時。その時こそ、次世代の王座を狙う日本人ボクサー達の戦いが本格開戦する。Next Generationの旗手となるか!木村隼人の若き挑戦に期待したい!!
「ボクモバの目」
木村隼人は現在、11戦11勝7KOの戦績を誇る。世界挑戦に於いて、挑戦者は「経験が足りない」「修羅場の差」と王者との比較を良く言われる事がある。しかし、タイ・韓国とアウェーのリングを経験し、韓国ではスーパーフライ級王座を奪取している木村隼人。戦績以上に外国のリングで戦う事で、勝利を積み上げる以上に日本のリングでは体験出来ない経験と修羅場をその身でもって味わっている。しかし、日本フライ級ランカー達も易々と木村隼人を世界戦のリングに上げる事は無いであろう。木村隼人がこれから日本人と戦う事で、世界フライ級戦線を引っ張る存在となるのか注目して欲しい!!
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