[特集]インタビュー
2008.12.25

Champions Eye
伝説の王者&現役王者が
世界戦を語る!!
WBC世界フライ級タイトルマッチ
内藤大助VS山口真吾

 23日、WBC世界フライ級王者・内藤大助(宮田)が、挑戦者・山口真吾(渡嘉敷)を迎え撃った両国決戦。試合は挑戦者・山口が1Rから前に出て、王者・内藤に打ち合いを挑み、両国国技館を多いに沸かせた。内藤は山口との壮絶な打ち合いの中、11Rに左フックからワンツーでダウンを奪う。立ち上がった山口に内藤は襲い掛かり、連打を浴びせ、山口3度目の世界挑戦を11RTKOで打ち砕き、WBC世界フライ級王座防衛V4に成功した!!この内藤VS山口戦を伝説の王者と現役王者が語ってくれた。

□元WBC・WBA世界ミニマム級王者・東日本ボクシング協会会長・大橋秀行

「山口君の頑張りが世界戦を多いに盛り上げた。しかし、内藤君が変則戦法の中で、正攻法の左ジャブを的確にヒットさ、これがポイントの差を付けたんじゃないかな。左ジャブを的確にヒットさせる事で、大降りのパンチが山口君にヒットする。正攻法と奇襲を組み込んだ、王者・内藤君の勝利だね。まさに兵法者のごとき戦い方だよ」

□元世界Jフライ級王者・具志堅用高

「久し振りに世界戦の会場に足を運んだが、会場の雰囲気は良かったね。全体的に最初から内藤・山口激しい打ち合いの喧嘩ボクシング。だけど内藤君がラウンドが進みに連れて、ボクシングのキャリア・巧さの差が出たよね。11R、終盤でダウンを奪い、あの連打でのKOはさすが王者だよね」

□元WBA世界Sフライ級王者・元WBA世界バンタム級暫定王者・戸高秀樹

「相変わらず内藤君は戦い難いボクシングだったね。山口君は序盤からパンチが当たっていて、“行ける!!”って思ったんじゃないかな。 山口君の打ち終わりに巧くパンチをヒットさせ、内藤君が巧さを見せた。内藤君は戦術が凄いよ。山口君は内藤君に飲まれたかな。次は内藤君が誰と防衛戦をやるのか楽しみ」

□東洋太平洋Sフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)

「さすが内藤さん。何だかんだで内藤さんのワンサイドだったんじゃないですか。山口君もパンチを当てていたが、内藤さんのパンチが的確に当たっていた。山口君も頑張ったし、技術的にも高い試合内容だったと思う。年齢を感じさせない内藤さんが、本当凄い!!」

□東洋太平洋Sウエルター級王者・日高和彦(新日本木村)

「軽量級の世界戦だけあった手数が凄かったですね。両者噛み合ったんじゃないですか。内藤さんのパワフルなボクシングと、山口君の前に出るボクシングが噛み合った。山口君のジャブは強かったと思う。内藤さんがスタイルを変えなかったのは凄い事だし、あのスタミナは脅威。最後のあの連打は流石です。本当、この試合はお互いの手数が多くて驚きました」

□東洋太平洋Sミドル級王者・清田祐三(フラッシュ赤羽)

「内藤さんは終始冷静に試合を組み立ててましたね。山口さんはジャブがヒットしていたと思うんですが、右ストレートが大降りだったと思うんです。内藤さんがポイントポイントで強打をヒットさせ、試合のペースを掴んでんじゃないでしょうか。11Rに最初のダウンを奪った左フックからのワンツーや、連打で山口さんを追い詰める時のラッシュは凄いです。あれだけ冷静に戦っている内藤さんには見習うべき所が多いです」

BACK
TOP
East Japan Boxing Association (C)QBIX