元日本ランカーの福永は、約1年ぶりのリング復帰戦となる。ジャブからワンツー、左ボディへとつなげる正統派スタイルが持ち味で、攻守のバランスに優れた右ボクサーファイターだ。今回は再起戦を白星で飾り、来年へ向けて勢いをつけたいところ。一方の時弘は、懐へ飛び込んで回転力を活かした連打で攻め立てる右ファイター。序盤から距離を詰め、持ち味の打ち合いに持ち込みたい構えだ。

昨年11月の対戦(引き分け)以来となる藤本と上田の再戦。藤本はしなやかなボディワークと左のコンビネーションが光る技巧派。対する上田は、テンポの良さと豊富な手数を武器に主導権を握りたい。手の内を知り尽くした両者の一戦は、序盤から駆け引きが激しくなりそうだ。

ガルシアは6年ぶりにカムバックした今年、ダウン応酬の激戦を6回TKOで制し再浮上。わずか42日で次戦に臨むタフガイで、変則的な左右アッパーや思い切りの良い右オーバーハンドを得意とする。連敗脱出を狙う志田は、接近戦の消耗戦に持ち込み勝機を狙う。