見どころ:WBO-AP王者の佐々木のV2戦。今年4月に前日本王者の小原佳太(三迫)に3回TKO勝ちしウェルター級国内最強を証明した。スピードとキレのあるジャブから、迷いのない強振は相手にとって脅威だ。年に一度行われる地元八王子のリングで今年も魅せるつもりだ。タイトル初挑戦の星は、今年3月に前WBO-APミドル級王者の能嶋宏弥(薬師寺)と引き分けて評価を上げた。ジャブからワンツー左ボディにつなげる基本がしっかりとした右オーソドックススタイル。ビッグチャンスに燃えている。アップセットを起こすため、秘策を用意してくるだろう。

見どころ:日本ミニマム級王者の高田のV1戦。今年4月の王座決定戦で長谷部守里(三迫)に6回TKO勝ちで戴冠。キレ味抜群の左フックとスピードを活かした攻撃が魅力の右アウトボクサーで、ここ数戦は自信をつけてメキメキと強くなっている。4度目のタイトル挑戦の仲島は、谷口将隆、重岡兄弟と後の世界チャンピオンに敗れている。今回は久しぶりのオーソドックスとの対戦だ。両者は2016年8月に対戦し仲島が3回TKO勝ちしている。

見どころ:日本フェザー級10位の渡邊の再起戦。今年3月に行われた日本ユース王座決定戦は、し烈なペース争いを繰り広げたが接戦を落とした。持ち前のスピードとカウンターに加えて積極性を見せたい。拳を交えるエストラーダは、右フックを強振しながら攻めてくる右ファイター。渡邊としては集中力を切らさずカウンターを決めていきたい。