見どころ:4連勝中の利川は、フィジカルの強さを活かし左ボディから豊富な手数で崩していく好戦的なタイプ。ややスロースターな傾向があるが、ペースを奪い返し対応力も高い。前日本スーパーライト級王者の鈴木は、階級を下げてライト級で挑戦権を獲りにいく。アマチュア仕込みのテクニックとパンチ力、スピード、スタミナとすべてにおいて平均値が高い。序盤から激しいパンチの応酬となりそうだ。前王者の鈴木に対する、利川の出方に注目。

見どころ:千葉は、今年5月に中嶋一輝(大橋)とOPBF東洋太平洋バンタム級王座を争って以来の復帰戦となる。敗れはしたものの、速い出入りを活かしたボクシングと気持ちの強さを見せて好勝負を見せた。サウスポー高山は、今年7月に富岡浩介(REBOOT.IBA)に初回KO勝ちし存在感をアピールした。重厚なプレスから左ストレートを炸裂させた。序盤はし烈なペース争うになり、中盤から激しいパンチの交換となりそうだ。

見どころ:渡邉は今年1月に坂晃典(仲里)が保持する日本王座戦に挑んで以来の再起戦。三瓶は今年6月に宮本知彰(一力)に6回TKO勝ちし存在感を示した。渡邉は長いリーチを活かしたジャブから左ボディ、サウスポー三瓶はプレスをかけながら上下のコンビネーションで仕掛けることが予想される。渡邉としてはタイトル再挑戦に向けて良いスタートを切りたいところ。三瓶は上位ランカーを破り王座挑戦をアピールをしたい。

見どころ:日本ライト級8位の富岡が角海老宝石ジムに移籍し再起戦に臨む。洪東植トレーナーとコンビを組んだ富岡は、それまでのアウトボクシングからファイタースタイルへのチェンジを図り復活を目指す。ランカー初挑戦の藤田は、今年4月に赤岩俊(マナベ)に判定勝ちしA級に昇格。フィジカルの強さを活かした強烈なパンチが魅力だ。打ち合いに持ち込み勝機を見出したい。