見どころ:OPBF王者の豊嶋は、フィジカルの強さと豊富なスタミナ、さらに作戦遂行能力の高さを見せて、実力派王者の長濱陸(角海老宝石→引退)を攻略した。チャンピオンに就き自信をつけたことでさらに成長していると思われる。WBOアジアパシフィック王者の別府は、2019年12月に矢田良太(グリーンツダ)との王座決定戦でダウン応酬の大激戦の末、10回TKO勝ちで戴冠した。鋭い踏み込みから繰り出される強打が魅力で、勝ち星のほとんどをKOで終わらせている。別府の剛腕がうねりをあげるのか、それとも豊嶋のテクニックが冴えわたるのか?

見どころ:タイトル挑戦も見えてきた玉山は、今年3月に試合を予定していたが相手の棄権で中止となり、仕切り直しの一戦となる。約5年ぶりとなるサウスポーとの対戦で存在感を示したい。3連勝中のサウスポー加藤は、リングを大きく使いながら狙いすました左ストレートが武器のカウンターパンチャー。今回が5度目の日本ランカー挑戦となる。

見どころ:長身オーソドックスの辻本は、昨年11月の試合でダウン応酬の末、逆転KO勝ちで再起に成功した。ここ数戦はダウンを喫しているので、被弾を抑えて得意の右ストレートを打ち込みたい。36歳の美柑は引き分けを挟んで連勝中。後にチャンピオンになる強豪選手と拳を交えてきた。大阪から乗り込んでくる美柑は、後楽園ホール初勝利を目指す。

見どころ:駒澤大学出身の嶋田は、アマチュア81戦58勝23敗。一方の神足は日本大学出身でアマチュア73戦50勝23敗だ。序盤からハイレベルな攻防が繰り広げられるだろう。