注目:アフガニスタン出身のクドゥラは、左右ともに破壊力抜群のパンチ力とクレバーな試合運びでデビューから11連勝中。OPBF王座初挑戦にモチベーションは高い。一方、2015年全日本ミドル級新人王の長濱は2017年8月の日本王座挑戦に続き2度目のタイトル挑戦となる。体格の利を生かし腹をくくって打ち合いに勝機を見出すのか?中盤までに大きな山場が訪れそうだ。

注目:日本ランカーの渡部は予選で竹嶋宏心(松田)と負傷引き分けとなったが、優勢点を勝ち取り準決勝に進出。ノーランカーとはいえ実力者の前WBOアジアパシフィック王者のプミクピック戦は大一番となりそうだ。ディフェンスの固いラフファイターであるプミクピックにどの距離で戦うのか興味深い。

注目:韓国出身のイは昨年11月の予選で溜田剛士(大橋)を3回TKO勝ちし準決勝に進出。インサイドから打ち込んでくる左右アッパーと回転力を生かした連打を得意とするファイターだ。一方、サウスポー草野はマ・シャン(中国)に序盤から2度のダウンを奪われる苦しい展開となったが、左クロスで起死回生のダウンを奪い大逆転KO勝ちした。草野にとって真正面からの打ち合いは分が悪い。メリハリのある攻撃で序盤は相手のスタミナを消耗させたい。

注目:前OPBFミニマム級王者の小浦が約11ヶ月ぶりのリングに上がる。相手は中国人選手からフィリピン人のアトンに変更になった。昨年3月に手痛い敗戦を喫した小浦だが、世界を狙う実力者であることには変わらない。タイトル戦線に戻るためにも力強い小浦をアピールする必要がある。

注目:元日本王者の土屋は今年1月に約3年半ぶりに復活する予定だったが、対戦相手の都合により試合は中止。相手を変えて復帰戦を行う。ボクシング人気向上のため立ち上がった土屋は5ラウンドマッチに特化して年に6〜7試合を目指す。持ち前の強打を爆発させることができるのか?山口はここ数戦は勝ち星から遠ざかっているが、強豪を相手にキャリアを重ねている。名前のある土屋を撃破するため倒しにいくだろう。