注目:WBC王者ラミレスと、WBO王者フッカーによる無敗王者同士による統一戦。ラミレスは昨年3月に空位のWBC王座をアミール・イマム(米国)を相手に判定勝利で獲得。対するフッカーも同年6月にテリー・フラナガン(英国)を判定で下し、空位のWBOタイトルを奪取した。両選手ともにこれが3度目の防衛でもある。無数の連打で自分の流れに持ち込み、強烈な左ボディで多くのノックアウトを量産してきたラミレス。対するフッカーはジャブを上下に散らし抜群の距離感から右ストレートに繋いでいく。対照的なスタイルの2人の身長はほぼ同じだが、リーチでは19cm差でフッカーがリードするため、試合のポイントはいかに自分の距離で戦えるかにありそうだ。

注目:V4戦となる安定王者ファーマーと、世界初挑戦となる35歳のベテラン、フレノイスの対戦。18年8月に王座決定戦で元世界王者のビリー・デイブ(オーストラリア)を判定で下して世界初戴冠すると、早いペースで3度の防衛に成功している。対するフレノイスは昨年12月アウェイでジョノ・キャロル(アイルランド)と引き分けた後にチャンスが到来した。上体の柔らい変則的なファーマー、足を使いガードを固めジャブを繰り出すフレノイス、サウスポー同士の対戦はジャブを起点にテンポの良い試合運びが展開されそうだ。