注目:V2戦となるWBO世界ミドル級王者アンドレイドに、WBO同級2位のスレッキが世界初挑戦。アンドレイドは昨年10月に2階級制覇を達成。今年1月の初防衛戦ではアルツール・アカボフを完全にコントロールし、最終12回残り30秒にストップを呼び込み退けた。対するスレッキは昨年4月にWBA世界ミドル級スーパー王座指名挑戦者決定戦をダニエル・ジェイコブスと争い3-0の判定負け。しかし、その後は2連勝で再起に成功している。身長こそ両選手とも185cmと同じだが、リーチではアンドレイドが14cmも長い。懐の深いサウスポースタイルのアンドレイドに対して、スレッキはいかに得意のジャブからの右ストレートに結びつけるのか?挑戦者のサウスポー対策、王者の対応力に注目したい。

注目:2度目の米国登場となるヤファイのV5戦。相手は2度目の世界挑戦となるヒメネス。ヤファイは16年12月に元世界王者のルイス・コンセプション(パナマ共和国)と空位のWBAスーパーフライ級王座を争い、大差判定勝利で世界初戴冠。その後は英、米、モナコなどで防衛を重ねた。挑戦者のヒメネスは14年12月に日本で河野公平(ワタナベ→引退)に世界初挑戦しドローに終わるも、その後は9連勝と好調をキープしている。左フックの上下を積極的に打ち込みペースを掴んでいくヤファイに、ヒメネスはスピードを活かした攻防で対抗していきたい。