注目:ビッグマッチを目指す伊藤が米国フロリダ州で2度目の防衛戦に臨む。伊藤は完全アウェーの同地で当時無敗のクリストファー・ディアス(プエルトリコ)からダウンを奪う圧勝で歴史的快挙を成し遂げた。挑戦者のへリング(米国)は2012年ロンドン五輪代表の長身サウスポー。戦績は21戦19勝(10KO)2敗。突出した武器はないが、アマチュアキャリアが豊富で能力は高い。伊藤は昨年12月の初防衛戦でも20戦全勝の指名挑戦者チュプラコフ(ロシア)に完勝しており、チャンピオンに就いてからメキメキ実力をつけている。フィジカルで勝る伊藤は押し込み打撃戦に持ち込みたい。米国でベルトを獲得した伊藤が再び米国に乗り込む!

注目:元世界暫定王者の江藤が初の米国での試合で世界挑戦者決定戦に出場する。江藤は13年8月にタイ・バンコクでWBA世界フライ級暫定王座(日本未公認)を獲得したが、11月の初防衛戦で陥落。15年11月には階級を上げ、宮城県仙台市で当時のWBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(帝拳/メキシコ)に挑み、判定負けを喫した。今回の米国戦に勝てば4年ぶり、3度目の世界挑戦に繋がる。一方、12年と16年にフライ級で五輪に連続出場したシントロンは17年にプロへ転向。昨年7月にWBOユース・バンタム級王座を獲得し、ここまで10戦全勝(5KO)をマークしている。念願の世界戦に向けて江藤の闘志あふれるファイトに期待したい。