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[海外ニュース]2016.12.25

1週間後の検査は陰性

アレクサンデル・ポベトキン
 17日に予定されていたWBC世界ヘビー級暫定王座決定戦をドーピング違反発覚のために逃したアレクサンデル・ポベトキン(37=露)が、陽性反応が出た検査の1週間後に受けた検査では陰性だったことが分かった。
アレクサンデル・ポベトキン
 ポベトキンは17日にバーメイン・スティバーン(ハイチ/カナダ)と暫定王座決定戦を行う予定だったが、6日に受けたVADA(任意の反ドーピング協会)の検査で持久効果があるといわれるオスタリンの成分が検出されたため、報告を受けたWBCが暫定王座決定戦として認めないと判断。スティバーンが対戦を拒んだためポベトキンは相手を変えてリングに上がり6回KO勝ちを収めた。こうしたなかVADAは13日にもポベトキンの検査を行ったが、その結果は陰性だったという。ポベトキン陣営は12月6日の前後の検査では陰性であることなどから、意図しないまま食物か栄養剤からオスタリンが摂取されてしまったのではないかと説明している。ただし、ポベトキンからは5月にも禁止薬物メルドニウムの成分が検出されており、WBCはこうした事態を重視。最新のランキングではポベトキンを1位に残しながらも、なお調査を継続するとしている。