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[試合後談話]2014.7.18

一方的な展開

 18日、神戸市内のポートピアホテルで開催されたIBF世界スーパーフライ級王座決定戦は一方的な展開で幕を閉じた。
日本初のホテルマッチ
 試合はテテの右ジャブが支配した。1R開始から冴えわたるテテの右ジャブに積極的に前に出れなくなった帝里は防戦一方となってしまう。テテは右ジャブ、多彩な左カウンターを駆使しペースを握り続けた。11R開き直った帝里が猛烈に距離を詰めショートアッパーをあてるが遅すぎた。大差判定でテテが新チャンピオンとなる。
新チャンピオン
 敵地で完璧ともいえる勝利を手にしたテテは「本当にうれしい、今日はマンデラ元大統領の誕生日だった。僕は昔からベルトを巻いたらマンデラ氏に会ってベルトにサインしてもらうことを願っていた。今はその夢も叶わないがマンデラ氏に捧げたい」と母国の偉大な先人に敬意を表すると「作戦通りだった。勝利は2Rで確信したがセコンドの支持で安全運転した。テイルは頭の良いボクサーだった。しかし12R全てで試合をコントロール出来たと思う」と完勝に満足感を漂わせ会見を終えた。
 
帝里「情けないです」
 リング上で手を合わせ集まった観客に詫びた帝里は控え室に戻ると「情けないです。あの右ジャブはややこしいと思っていたがそれ以上に左のカウンターが色々なところから飛んできてやられました」とサバサバした表情で語ると「ゆっくり休んでまた頑張ります」と力なく答え会見を終えた。
武本弘樹トレーナー
 武本トレーナーは「最初の段階で帝里には行かそうかと思ったが、やはりKOが怖かった。あの右ジャブが全てです」と力なく語った。
千里馬啓徳会長
 千里馬会長は「ジャブが全てやな、もうちょっとポイント取ってる印象やけどアカンかったんやな」といつもの元気はなく会場を後にした。

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