帝里 万全の仕上がり

　 7月18日に神戸ポートピアホテル・大輪田の間で行われるIBF世界スーパーフライ級王座決定戦に臨む同級6位の帝里木下(28=千里馬神戸)が14日、所属のジムで報道陣に最終調整を公開した。

4日後に控えた大一番を前に「緊張」を口にした帝里はどのような仕上がりをみせたのか。

　予定の午後7時少し前にジムに現れた帝里は練習前に会見に応じ「今回の世界戦に向けて準備したことを早く試合で試したい気持ちです。試合は楽しみです」と元気な様子で答えると「調整も順調にきていると思います。あとは体重調整だけなのでベストなコンディションでリングに上がれるようにあと4日しっかり調整します」と自信を見せた。現在2kgオーバーと順調に減量出来ている様子で練習に向かった。

　練習を見守った武本弘樹トレーナーは「テテは思っていたより身長もありましたが問題ないでしょう。やることはやりました。あとは体重だけ」と目を輝かせた。

　千里馬啓徳会長は「今日初めてテテの練習をみたが身長もあるし顔も小さい。元々フライ級で戦っていた選手やからな体重も問題なさそうやった。うちとしては正面から戦う他ないやろうな。大丈夫うちも完璧に仕上げてるから」と愛弟子の仕上がりに太鼓判を押した。

　試合を4日後に控えた帝里はシャドーを軽めにこなすと武本トレーナーを相手に5Rのミット打ちを披露し30分ほどで練習を切り上げた。