捌くのか、捉えるのか

　7月5日、後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」の前日計量が4日、都内のJBC事務局で行われた。

　メインイベントでは「OPBF&日本ミドル級タイトルマッチ」が行われ、2つのベルトを持つ王者・柴田明雄(ワタナベ)が、タイトル初挑戦となるホープ・西田光(川崎新田)と激突する。

　計量は、両者ミドル級リミットの72.5kgでパス。

　「体調、コンディションはベストです」と話す王者・柴田は「身体もしまっていたし、充実した練習をしてきたんだろうなと思いました。気が引き締まりました」と西田の印象を語った。
　明日の試合について柴田は「前に出てくる選手だと思うので、それをどうやって止めるがカギだと思っています。自分がどれだけ捌けるか、相手がどれだけ前に出るかという展開になると思う。その中で足を使い、プレッシャーをかけていきたい。良い試合を見せれるように全力で頑張ります」と意気込みを語った。

　計量を終え「いつもの試合前と同じ感じです」とリラックスした表情を見せた挑戦者・西田は「調子が良さそうだったし、いつもの柴田選手でした」と王者の印象を話した。
　明日の試合について西田は「ベルトへの思いはあるが、柴田選手とどう戦うかという思いです。足を使う柴田選手を追っていく展開になると思います」と明かした。
　最後に西田は「勝ち予想の投票はお済みでしょうか?まだの方は西田のKO勝ちに投票をお願いします」と笑顔でメッセージを残した。