日本女子最高峰対決

　現在、日本女子最高峰の対決と言っても過言ではない一戦が実現されることになった。七夕の日の7月7日、後楽園ホールでWBA女子世界スーパーフライ級王者の藤岡奈穂子(38=竹原&畑山)がOPBF東洋太平洋女子同級王者でWBA世界同級4位、川西友子(27=大阪帝拳)の挑戦を受けることが29日に決まった。

　藤岡は昨年11月、3階級上げて前王者の山口直子(白井・具志堅スポーツ)に挑み、パワーで勝る山口をスピードを生かしたテクニックで判定勝ちし2階級制覇を果たした。日本女子の新たなエースとして存在感を示した藤本は今回が初防衛戦。戦績は無敗の11勝(6KO)。

　対する川西は昨年4月に山口の同門、前王者のつのだのりこに挑み、171cmと長身を生かした抜群の試合運びで王者を圧倒。4回TKOで破りタイトルを奪取し、女子界期待のホープとして高い評価を得た。戦績は10戦9勝(4KO)1敗。

　　一回り近い年齢差の対決となるが、どちらも女子の枠を超えるセンスの持ち主。日本女子の新たなページが開くことは間違いない。