高山と細川が会場入り

　米国アトランティックシティーで18日より開催されているIBF総会。現地時間19日の夜には、立食パーティーが行われ、今月7日に王座防衛に成功したミニマム級現役チャンピオンの高山勝成(仲里)とフライ級のアムナット・ルエンロエン(タイ)がステージに上がると関係者から祝福された。

　昨年の総会にも出席した高山はIBF関係者やプロモーターなどからの知名度が高く、記念撮影に応じていた。「小野選手に勝ってこの総会に来ることを目標にしていました」と話すと、現役高校生のチャンピオンは「帰ったら中間テストです」と笑顔。

　井岡一翔(井岡)の日本人最速三階級制覇を阻んだアムナットは一度軍隊に戻り、8月ごろに次戦を迎える予定とのことだが、対戦相手は決まっていないとのこと。

　8月10日に防衛戦を迎える日本スーパーウェルター級王者、細川貴之(六島)も世界ランキング入りを目指し、枝川孝会長とともに会場に姿を現した。
　メイウェザーやパッキャオらが注目させた階級とあって、日本チャンピオンだと紹介されると大物選手たちと記念撮影会が始まった。
　最初に熱い握手を交わしたのはバルセロナ五輪ミドル級銀メダリストでIBFとWBOの元ヘビー級チャンピオン、クリス・バード(米国)。クリチコ兄弟の兄、ビタリから勝利をあげている実力者。

　「神戸で試合をしたよ」と気さくに声をかけてきたのは元IBFクルーザー級チャンピオン、イマム・メイフィールド(米国)。2002年9月のオケロ・ピーター(緑ジム=当時)戦で来日したことを懐かしそうに話してくれた。

　スーパーライト級の5位にランキングされていたパトムサク・パトムパトン(タイ)から昨年10月に勝利を挙げた実績と日本王者に就いたことを報告した細川。ダリル・ピープルズ会長との初対面で大きな可能性が生まれるかもしれない。

■細川の次戦>