ダブル女子世界戦

　5月17日に大阪市内のアゼリア大正で行われるダブル女子世界戦の予備検診が15日、JBC関西事務局で行われた。4選手とも世界戦に向けて体調の良さをアピールした。

WBC女子世界ミニフライ級タイトルマッチ
◾︎検診結果
王者:安藤麻里(フィチュール)
身長:154.5cm
首周:30.5cm
リーチ:159cm
血圧:114/78mm/Hg
脈拍:53/min
体温:36.4℃

挑戦者:黒木優子(YuKO)
身長:158cm
首周:31cm
リーチ:157cm
血圧:118/79mm/Hg
脈拍:57/min
体温:36.7℃

　両者予備検診を無事にパスし会見に臨んだ。
　先に会見に臨んだ王者・安藤は「今回の試合は勝つことが最低条件。その上で練習してきたことをシッカリ試合に出していきたいと思います。今回は内容重視でいきます。黒木選手の左ストレートは警戒していますが、対策はバッチリしてきたので問題はありません」と余裕のコメントを残した。
　対して挑戦者の黒木は「二度目のタイトル挑戦ですしかならず世界のベルトを福岡に持ち帰ります。安藤選手とは何度かスパーをさせてもらっているのでお互い手の内はわかっていますが、自分は自分のボクシングを貫いていきたいと思います」と意気込んだ。

WBO女子世界アトム級王座決定戦
◾︎検診結果
挑戦者:池山直(フィチュール)
身長:152cm
首周:31.5cm
リーチ:154cm
血圧:122/76mm/Hg
脈拍:54min
体温:36.9℃

挑戦者:ジョゼベル・パガデュアン(比) 身長:153cm
首周:31cm
リーチ:153cm
血圧:137/82mm/Hg
脈拍:76/min
体温:36.9℃

　王座決定戦に臨む両者も予備検診を無事にパスした。
　44歳女子最高齢の池山は「後がないと思うので勝って(ボクシングを)続けていきたいと思います。体調はバッチリです。ジョゼベル選手とは初対面ですが、ニコニコしていてかわいいですが、こういう子ほどリングに上がると豹変するのでシッカリ試合をしたいと思います」と対戦相手を警戒した。
　対してジョゼベルははにかみながら「この試合に向けてちょっとナーバスになっている。日本は二度目で公平なジャッジをしてくれると聞いているのでしっかりファイトして母国にベルトを持ち帰ります」と緊張の面持ちで会見を終えた。
決戦まで後2日、女子世界戦をご注目あれ。