荒川、再起戦の相手は!?

　先月8日、米ラスベガスで開催されたWBC世界ライト級挑戦者決定戦で、ホルヘ・リナレス(帝拳)に判定負けを喫した現WBC世界同級7位の荒川仁人(32=八王子中屋)の再起戦が、7月23日(水)に後楽園ホールで行われることが28日、所属ジムより発表された。

　再起戦の相手は、なんと元日本ライト級王者の近藤明広(29)。試合はノンタイトル10回戦で行われる。

　近藤は昨年末に日東ジムとの契約を解除し一時は引退を決めたが、海外で現役の道を模索する間に一力ジムへの移籍がまとまり、約1年3ヶ月ぶりにリングに復帰することとなった。

　荒川と近藤はこれが2度目の対戦。前回10年4月は、近藤が保持していた日本同級王座に荒川が指名挑戦者として挑み、判定0-2で王座を奪取。荒川はその後、日本王座を3度防衛、東洋太平洋同級王座も獲得し、世界上位ランカーとして現在の地位を築いた。近藤は12年に現日本王者の加藤善孝(角海老宝石)に挑むも判定2-1で惜敗し、再戴冠は叶わなかったが、ここ数年の日本ライト級は荒川、近藤、加藤の3人を中心に動いていたといっても過言ではなかった。

　自他ともに好敵手と認め合う荒川と近藤のサバイバルマッチ。ボクシングファンには堪らない試合が組まれた!