ドネア&西岡 W解説

　13日、WOWOWプライムで放送されたティモシー・ブラッドリー(30=米)対マニー・パッキャオ(35=比)のWBO世界ウェルター級タイトルマッチの解説を元世界4階級制覇王者ノニト・ドネア(31=比/米)と、元WBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃氏(37)が務めた。

　ドネアが来日し西岡氏が上京した一昨日の夜から行動をともにしているふたりは、この日も息の合った解説で試合を盛り上げた。この日のパッキャオの出来に関してドネアは「以前ほどのスピードやスタミナ、パワーは感じられなかったが、まずまずの出来だったと思う。4回に右を浴びてから慎重になるなどファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)にKO負けを喫した影響は出ていたように感じた。本当に復活といえるかどうかは次の試合を見てみないと分からない」と話した。米国で行われたフィリピンの英雄パッキャオの試合を日本のテレビ局で解説したことに関しては「この仕事をできたことを光栄に思う」と語った。西岡氏が「シンピウェ・ベチェカ(南ア)との試合(5月31日@中国特別行政区マカオ)に勝って5階級制覇を成し遂げて、また一緒にやろう」と振ると「ぜひ一緒に解説をやりたい」と笑顔をみせていた。

　ベチャカ戦に向けてのトレーニングは順調に進んでいる様子で「まだ研究する段階には来ていないが、父親と一緒に分析して攻略策を立てていく」と話した。