大橋ジムの挑戦

　勝てば日本人最速となる世界王座奪取がかかった井上尚弥のWBC世界ライトフライ級世界初挑戦。3度目の防衛戦に臨む八重樫東。ダブル世界戦を待つまでもなく、6日の大田区総合体育館はアンダーカードも充実し、まさにボクシング満開といった一日。ボクモバ恒例の試合後談話をお届けしよう。まずはアンダーカードから。

　サックリンJr.の試合後談話「井上はパンチもスピードもいい選手だ。今回は準備期間も一ヶ月しかなかったので、体調が万全ではなかった。もう一回やれば、必ず倒す。」

　井上拓真の試合後談話「課題も残ったが、良い経験ができました。スタミナも問題なかったし、後半は打たれてもブロックして落ち着いていられた。今回の課題はプレスをかけていくことだった。ボディも効いていて倒したかったが、相手がフックが上手かったので警戒していました。次の試合は、もっと的確に当てていけるようにしたいです。どれか一つは兄の記録を抜きたいと思っているが、もっと経験を積んでいきたいので、今後のことは会長や父と相談してやっていきたいです。」

　久高寛之の試合後談話「松本は距離感の取り方がうまかった。途中飛び込んで何度かいいパンチが当たったので、いけるかな、と思ったが気持ちの強い選手で気待ちが折れていなかった。スピードは感じなかったが、拳が固かった。いい選手とやってスッキリしたし、今回で引退します。」

　松本亮の試合後談話「ジャブで鼻血が出ちゃいました。久高選手の追い上げにキャリアを感じました。打たれ強かったしパンチがあった。ジャブが強かったですね。キャリアを持った選手と戦えて自信がついた。もっと練習して強くなります。」