全日本新人王三賞決定!!

　20日、後楽園ホールで開催された第56回全日本新人王決定戦。明日の日本王者・東洋王者、そして世界王者を目指し、東西を代表する全12階級24名の若きスター候補が激闘を繰り広げた。
　今年の全日本新人王決定戦は、近年稀に見る拮抗した戦いとなり、最終戦績は東軍が7勝を勝ち取り、西軍の5勝を抑え、優勝旗を勝ち取った。
　リング上では12名の若き戦士達が全日本新人王と云う栄冠を掲げ、王者を目指す第一の登龍門を打ち破り、日本王座を目指し、更に激しい戦場へとその歩みを進めた。

　試合後、リング上では表彰式が行われ、全日本新人王三賞が発表された。

□敢闘賞:Lフライ級優勝
知念 勇樹(琉球)
知念はその長身を活かし、左フックで前田からダウンを奪い、全日本新人王を勝ち取る。この勝利で知念はデビューから7戦7勝4KOをマークした。

□技能賞:Sライト級優勝
菊地 祐輔(新日本仙台)
菊地はスピードで竹内を上回り、コンパクトな左ストレートを打ち込みKO勝利を演出した。

□最優秀賞:ミドル級優勝
胡 朋宏(横浜光)
4勝4KOで全日本新人王の舞台に駆け上がった胡は、類稀なるパンチ力で全日本新人王も1R2分49秒TKO勝利で制圧。胡はこれで5戦5勝5KOと、全てKO勝利で東日本新人王に続き全日本新人王もMVPを獲得した。

　第56回全日本新人王決定戦は、24名の若きボクサー達に歓喜と試練を別け与え幕を閉じた。