柴田「青のベルトを守る」

　WBA、WBC、IBFの世界3団体の日本人女子王者が競演する明日3日(月)、後楽園ホール開催の「G Legend6」の調印式が2日に都内で行われた。トリプルメイン最初のリングに立つIBF女子世界ライトフライ級王者の柴田直子(32=ワールドスポーツ)は、同級11位のグアダルペ・マルティネス(21=メキシコ)を迎え初防衛戦に臨む。

　意気込みを聞かれ、初防衛のプレッシャーは感じるとした柴田だが、「調整は順調にできたので、あとは自分のボクシングをしっかりとするだけ。ベルトは守る」とリラックスした表情で答えた。挑戦者については「映像で見たが、打たれても前に出てくるメキシカンタイプ。2つ上の階級でもやってきた選手だが、見た限り体格差は感じない」と分析した。

　一方、スーパーフライ級でWBAの世界挑戦経験もあるマルティネスは、「メキシカンの戦士として勝つ自信はある。その準備はしてきた」とし、不敵な笑みを口に浮かべていた。

　計量は、柴田がリミット丁度の48.9kg、マルティネスは800gアンダーでともに一発クリア。明日の試合に向けて互いの健闘を誓った。

　昨年11月の決定戦でベルトを獲り、関門の初防衛戦に挑む柴田。チャンピオンとして真の実力が試される。

■戦績・検診結果
柴田 直子(ワールドS)
戦績:14戦11勝(3KO)3敗
体重:48.9kg
体温:36.6℃
脈拍:73/min
血圧:130/79mm/Hg

グアダルペ・マルティネス(メキシコ)
戦績:11戦6勝(3KO)5敗
体重:48.1kg
体温:35.8℃
脈拍:48/min
血圧:105-64mm/Hg