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[前日計量]2013.12.30

両雄、最高の仕上がり

 明日、大晦日に東京・大田区総合体育館で開催されるダブル世界戦の前日計量が都内で行われ、まずWBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチに出場する王者の内山高志(34=ワタナベ)と挑戦者の金子大樹(25=横浜光)が計量に臨んだ。
内山の計量をにらむ金子
 マスク姿で登場した両者だが、服を脱げば見事に鍛え抜かれた肉体を披露。胸囲100cmの胸板を誇る内山に対し、金子の引き締まった腹部にも取材陣の視線が集中。さらに検診結果が読み上げられ、金子の脈拍40/minとトップアスリート並の心拍数にどよめきが起こった。
金子の計量
 最初に計量を臨んだ内山は、リミットを100g下回る58.8kgでクリアしガッツポーズ。続いて金子が慎重に秤に乗り、リミット丁度で一発パスし、僅かに笑顔を見せた。写真撮影では、前日の調印式と打って変わり互いに視線を合わせず淡々とカメラマンの要求に応え、両者の心は既にリングへと向けられていた。
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 計量後、内山と金子がそれぞれ取材に応じた。減量について内山は「体重は朝起きたらリミットだった。減量はいつも通りに順調でした。体調は完璧です」と最高の仕上がりをアピール。計量時の金子については「特に何もない。いつもの体でしょう」と意に介さず、同じ階級のダブル世界も「早く試合がしたいだけ。他は気にならない。自分の強さを見せるだけ」と語った。最後に試合に向けて「今年日本で行われる最後のボクシングなので、良い試合で締めたい。明日はフルパワーで必ず勝ちます!」と必勝を誓った。
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 一方の金子は世界戦最後の行事、前日計量が終りホッと一息といった様子。調整も問題はなく、世界戦の実感を噛み締めていた。内山の胸囲について聞かれ「いつも通りでしょう」とこちらも平静を保った。勝つ自信はの問いに「変わらず100%」と答えた金子は、「自分からチャンスを作っていく。面白い試合をして必ず世界チャンピオンになります!」と鋭い眼差しで意気込んだ。
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 注目の日本人対決。ボクモバ勝ち予想410票は、内山が87%(KO83%)と圧倒的に有利だが、伸び盛りでまたKOパンチもある金子を考えると試合は蓋を開けてみないと分からない。はたして、今年最後のボクシングを締めくくるのは――。

■検診結果
内山高志(ワタナベ)
体温:36.7℃
脈拍:66/min
血圧:135/87mm/Hg

金子大樹(横浜光)
体温:36.9℃
脈拍:40/min
血圧:138/88mm/Hg

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