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[試合後]2013.12.6

12月6日の両国国技館

 これぞボクシング!12月6日の両国国技館は、昨年から続くボクシングフィーバーの集大成と来年への期待が高まる大きな激突が、5試合用意された。
 昨年6月に日本初の2団体世界王座統一戦に敗れ、一階級飛ばして二階級制覇したWBC世界フライ級王者、八重樫東(大橋)が今年来日した多くの外国人選手の中でも一、二を争う大物ボクサーエドガル・ソーサ(メキシコ)を挑戦者に迎えて拳を交わした。
 また、昨年開催されたロンドンオリンピックで金メダルを獲得した村田諒太(三迫)は、来年2月には海外デビューを噂される中、プロデビュー2戦目を迎えた。
 そして、昨年夏に高校7冠という前人未到のアマチュア戦績を引っさげてプロデビューした井上尚弥(大橋)が、東洋太平洋王座決定戦に出場した。
 これで、ひと段落と思いきや、昨年からのボクシング熱が冷め止まないのには理由がある。この日は、その井上尚哉の弟、拓真(大橋)がプロデビュー戦も行われた。
 忘れてならないのが、国内最強を決めるバンタム級の頂上決戦、東洋太平洋王者の椎野大輝(三迫)がWBC世界ランク1位の岩佐亮佑(セレス)と激突。ファンあってのボクシングを印象付けた。今年4月に解禁されたIBFとWBOを加えた主要4団体のうち3つの世界王座を日本勢が席巻している。この対決は来年のビッグマッチを予感させるものとなった。

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