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[試合後会見]2013.10.22

23歳の防衛or37歳の戴冠

 21日、東京・後楽園ホールでは日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦が行われた。WBA6位、WBC14位、IBF4位、WBO3位にランクされる王者の原隆二(23=大橋)はこれが3度目の防衛戦。一方、世界挑戦の経験もある同級7位の挑戦者、國重隆(37=ワタナベ)は年齢的に背水のリング。23歳の王者がベルトを守ったのか、それとも37歳のベテラン挑戦者が戴冠を果たしたのか。
3Rにダウンは奪われたが
 プレッシャーをかけて前に出たのは原だったが、サウスポーの國重は足をつかって間合いを外し、一転して踏み込んで左ストレートを当てるなど上々のスタートを切った。3回、突然大きな山場が訪れた。原が踏み込もうとした瞬間、國重の左ストレートがクリーンヒット。この一撃で原は痛烈なダウンを喫した。王者自身が「効きました」と認めるほどのダメージだった。赤コーナーに陣取った大橋秀行会長も「立ってもよろけていたし、あのままカウントアウトされるかと思った」というほどの窮地だった。しかし、これまで36戦(25勝9敗2分)してKO勝ちがわずか2度という國重は詰め切ることができなかった。
3度目の防衛に成功
 4回になると逆転を狙って右をスイングする原と、左ストレートを強振する國重という軽量級らしからぬ大味な展開となった。再び試合が動いたのは6回だった。原が右をヒットして挑戦者をのけ反らせ、ラウンド終盤には左フックと右で明白なダメージを与えたのだ。これを機に流れは原に傾いた。疲れとダメージもみえる國重は相手の攻撃を寸断するために執拗にホールドを繰り返し、7回に減点1を科された。その後も両者は体を密着させるシーンが目立ち、雑で荒れた試合になった。最終回には相手を投げ飛ばした國重に再び1点のペナルティが言い渡された。こうした相手の失点にも助けられ、原は95対92、96対91(二者)の3-0判定で辛うじて王座を守った。
世界はまだと大橋会長
 16戦全勝(10KO)にレコードを伸ばした原だが、控え室に戻っても笑顔はなかった。「(ダウンの)左は見にくかったですね。ダウンのあとからは目が覚めて自分らしくいけたと思います。とても満足できるような試合ではないので、世界(挑戦)はやりたいけれど、こんな内容じゃ…」と、まるで敗者のようだった。大橋会長は日本王座を返上することを明かしたが、世界挑戦に関しては「きょうの出来だと、まだですね」と表情を曇らせた。
3Rに決めたかったと國重
 一方、敗れた國重には悔しさは感じられず、むしろ存分に戦いきった清々しさが漂っていた。「ダウンの手応えはあったけれど、セコンドの『ゴー!』の指示が聞き取れずラッシュをかけられませんでした。その点が悔やまれます」と、最後はわずかに悔しさを滲ませた。原の印象については「きっちりしたボクサーだったが、パンチも含め想像以上ではなかったですね」と話した。JBCが定める37歳の定年に達しているが、過去に世界挑戦の実績があるために特例としてリングに上がることが許された。それだけに今後については「きょうを現役の区切りと考えていたけれど、休んでから妻と相談して決めたい」と、明確な意思表示は避けた。
日本王座は返上、次のステップへ

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