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[試合後会見]2013.9.11

大阪はまだまだ熱い

 9月11日のボディメーカーコロシアムは、猛暑が続いた2013年の夏を締めくくるにふさわしい、大事な試合が続いた。
石田匠
 2R1分30秒、鮮烈なKO勝利で世界ランカーへ道を切り開いた石田は控室に戻ると「(世界)ランキングに入れるのはホンマにメッチャ嬉しいです」と試合後とは思えぬ綺麗な顔で答えた。「作戦どうりでした。後半になるとタフなのはわかっていましたから、前半に距離がつかめたところで左のボディーが決まったので良かったです。メッチャ手応えありました」と予想通りの展開だったと試合を振り返った。「井岡ジムはチャンスをくれるジムなので、日本でも東洋でもチャンスがあれば全力でいきます」と更なる高みを目指して会見を終えた。
ペッチバンボーン
 一方、石田にノックアウトで敗れたペッチバンボーンは、赤く腫れた右ボディを押さえながら「1ヶ月前に右ボディを練習中に傷めていた。医者からは、試合をするのも問題ないと言われていたが、1Rの途中で右ストレートを打った時に痛み出した。残念だ」と下を向いた。
ツニャカオ
 4月に世界王者の山中慎介(帝拳)を相手に大激闘を繰り広げたツニャカオには、消化不良ともとれる負傷判定による勝利で危なげなく、再起戦を制した。
 「コンディション作りに失敗した。一週間で5キロ落として、(昨日の)計量後に食べ過ぎた。」と反省の弁から始まった試合後の囲み会見で「勝ったことには満足しているが、悲しい試合だった。ごめんなさい」と笑顔はないまま会見を終えた。
 会見に同席した真正ジムの山下正人会長は「マルコムはスーパーバンタム級では、(ウェイトが)アカンていうことやね。バンタム級かチャンスがあれば、スーパーフライ級を狙う。まあ、今日のままじゃ、アカンけどね」と厳しい表情を浮かべた。

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