香川から再出発

　協栄ジムから野口ジムに転籍した渡部あきのりが2日、高松市内のグリーンけやき広場に用意された公開計量特設ステージに登場。明日、亀田大毅が挑むIBF世界王座決定戦の露払い役として69.0kg契約のリングに上がる。

　香川県で試合をするのは初めてという渡部は「デビュー戦の気持ちで戦います。」と心機一転、野口ジムから頂点を目指す。
　亀田大毅陣営より先に計量会場に到着していた渡部の姿を見つけたWBA世界バンタム級王者、亀田興毅が「(体重は)大丈夫か?」と声をかけると、露払いを任された渡辺は「はい。」と一言。頷いた興毅は大毅陣営に戻っていった。

　これまでウェルター級を主戦場に戦ってきただけに「難しい階級だが、世界チャンピオンになることを目指してボクシングを続けている」と力強く決意を語ると「いい調整ができたので、明日は落ち着いて戦う」と静かに闘志を燃やした。

■計量結果
渡部あきのり(野口)
・68.9kg
ジェイピー・イグナシオ(比)
・67.3kg