興毅に統一戦指令

　WBAは28日(日本時間29日)、同団体のバンタム級スーパー王者アンセルモ・モレノ(28=パナマ)と、レギュラー王者の亀田興毅(26=亀田)の両者に対し統一戦を行うよう指令を出した。

　これはヒルベルト・メンドサ会長をトップとするWBAの選手権委員会が決定したもので、WBAのホームページにも記されている。両陣営に対し8月28日から9月27日までの30日間の交渉期間を設けるとし、この間に話がまとまらない場合は興行権が入札に持ち込まれるとしている。
　モレノは37戦34勝(12KO)2敗1分の戦績を誇るサウスポーの技巧派で、「幽霊」の異名がある。08年5月に戴冠を果たし、V7後にスーパー王者に格上げされ、空いたレギュラー王座を亀田が獲得した経緯がある。同じくサウスポーの亀田は32戦31勝(17KO)1敗。10年12月に3階級制覇を成し遂げてから7度の防衛に成功している。