オルティスのプレゼントは

　東京ビッグサイトで23日に開催されるWBAダブル世界タイトルマッチの調印式が21日 、都内のホテルイースト21で行われた。
　セミファイナルのWBA女子世界ミニマム級タイトルマッチに出場する王者・多田悦子(32=フュチュール)はTシャツとジャージで会場に現れたが、挑戦者アナベル・オルティス(27=メキシコ)はブルーのミニスカートワンピースで登場し、そのセクシーな姿に記者たちの視線は釘付けとなった。

■WBA女子世界ミニマム級タイトルマッチ10回戦
王者・多田 悦子(フュチュール)VS挑戦者アナベル・オルティス(メキシコ)
■日時:7月23日(火)
■会場:東京ビッグサイト
■問合せ:亀田ジムTEL.03-5671-1333
　　　　 フュチュールジムTEL.075-254-1908

WBA女子世界ミニマム級王者
多田 悦子(フュチュール)

　現在のコンディションを尋ねられ多田は「元気です!!」と明るい笑顔で答え、挑戦者の印象に対しても「めっちゃ綺麗ですね 」と語り報道陣の笑いを誘った。

　V10戦の試合展開を求められ王者は「ボクシングはスピードとタイミングが命。私の特徴であるスピードを活かして戦います」とスピードで勝負するとし、最後に日本女子ボクシング界の第一人者は「こうして亀田選手と一緒にタイトルマッチを行うことで、女子ボクシングと多田悦子を知ってもらえるチャンスだと思う。精一杯いい試合をしたい」と気合いを入れた。

WBA女子世界同級1位・挑戦者
アナベル・オルティス(メキシコ)

　3度目の来日について尋ねられオルティスは「1回が勝ち、1回が負けている。今回のチャンスに感謝しているし、早く試合当日になってほしい。いい試合を日本のファ ンに見せ、その上で私がチャンピオンに返り咲く」と意欲をうかがわせた。

　王者の印象を求められ挑戦者は「タイトルを9度防衛している素晴らしいチャンピオン。しかし10度目の防衛戦に勝利はない。なぜなら、私がベルトをメキシコに持ち帰るからです」と笑顔を見せた。

　そして会見終了間際、オルティスは「チャンピオンの多田選手にプレゼントを持ってきた」とピンクストライプのビキニを手渡し、続けて「明日の計量のときに来て欲しいの」とリクエストすると、多田も「グラシアス!!」とお礼の言葉を述べた。22日の計量時、多田はオルティスから送られたビキニで登場するのか注目したい。