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[試合後会見]2013.6.11

36歳・湯場の挑戦

 スーパーウェルター級で5階級目の日本王座獲得を目指す日本同級2位、36歳の湯場忠志(都城レオS)が日本ウェルター級8位・長島謙吾(角海老宝石)を迎え10日、満員の後楽園ホールでオープン8回戦を戦った。
 試合は初回、体格で勝るサウスポー湯場が左ストレートからのワンツー連打でダウンを奪うも、倒されても前へと出る長島にリズムを崩され、ワンツー・フックに腰を落とす場面もあった。
1Rにダウンを奪った湯場
 しかし、中盤に入り左ストレートで強引に流れを戻した湯場が、終盤は足を使った試合巧者ぶりを発揮。最大5ポイント差の判定勝ちを収め、タイトル挑戦に弾みをつけた。
終盤は足で捌き続けた
 試合後の湯場は「相手のパンチが効いたのは2回ほど。1Rでスタミナの4割を使ってしまったが、相手も後半バテて助かった」とホッと一息。「僕と試合をする選手はみんな燃えて困る(笑)」と笑顔を見せた。
勝ち続けチャンスを待つ
 5階級制覇を目指す湯場は「今日の試合じゃだめ」と反省し、昔ほどの回復力がないと嘆いたが、中盤からの挽回は流石の一言。
長島は次につなげる
 一方、敗れた長島は「湯場さんとの距離が遠かった。この試合に向けて猛練習したが、自分の良さが出せなかった」と悔しさを口にした。それでも、序盤の追い込みは十分に大物喰いを予感させ、次につながる貴重な一戦となった。

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