宮田ジム、緊急謝罪会見!!

　26日に上海で開催される予定であったWBC世界フライ級タイトルマッチ「王者・内藤大助(宮田)VS挑戦者・熊朝忠(中国)」の一戦。23日、開催地の上海に渡っていた宮田陣営から急遽、上海大会開催中止が報じられ、24日に都内で緊急謝罪会見が開かれた。

　会見には宮田ジム宮田会長・石井マネージャー・JBC安河内事務局長と、中国側からは劉剛プロモーターが出席。宮田会長が会見冒頭、上海大会開催中止に対し謝罪。石井マネージャーは「開催に向け準備を進めてきました。本来は招待される側だったが、状況が二転三転し、宮田ジムが開催する事になりました。しかし、日本人は中国で営業活動等が出来ない為、現地のイベント会社に開催準備を委託。その結果、イベント会社の手続きミスで、国家体育総局の承認印が押されていない等の不備が起こりました。これが今回の上海大会中止となった原因であります」と中止の経緯を説明した。
　26日の上海大会は中止となったが、宮田ジムは同日に東京・ディファ有明で異例の"ワンマッチ興行"を正式発表した。この興行に関してJBC安河内事務局長も「WBC世界タイトルマッチ。WBCに連絡し、JBCの正式管理下であれば試合を承認すると通達して来た。挑戦者も来日し検診した結果は問題ないとの事なので今回の試合を特別に認めました」とコメント。
　上海大会が試合直前の3日前に中止となるドタバタ劇となった今回のWBC世界フライ級タイトルマッチは、日本で恐らく初めてとなるワンマッチ興行となった。内藤は今回の件について「上海大会を実現する為、会長達は努力してくれた。僕は試合で良い結果を出すだけ。頑張ります」と宮田会長に電話で話したと言う。
　上海初の世界戦は中止となったが、ワンマッチ興行で王座V5防衛戦を戦う内藤。果たして内藤は如何なる戦いを26日にディファ有明で見せてくれるのか。ディファ有明での入場券は当日券のみの発売になり、1200枚程度を用意する模様だ。
　また、上海で開催される予定であった女子東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦「同級3位・水谷智佳(宮田)VS同級4位・揚�ﾄ瑩(中国)」、ABCOスーパーフェザー級タイトルマッチ「王者・夏�ﾄ欽(中国)VS梶川悠(宮田)」の2試合も中止となった。

■WBC世界フライ級タイトルマッチ
王者・内藤大助(宮田)VS挑戦者・熊朝忠(中国)
■日時:5月26日(火)開場:17時00分 開始:19時30分予定
■会場:ディファ有明
■お問合せ:宮田ジム TEL.03-3693-1894