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[試合後会見]2013.5.9

真打ち登場

 ボクシングで湧いたGWも8日に大阪で開催されたWBAダブル世界戦で打ち納め。今週最後のリングに上がったのは日本人最速2階級制覇王者のライトフライ級王者の井岡一翔(井岡)。
右ボディ炸裂
 痛烈な右ボディでダウンを奪った一翔。挑戦者のヴィサヌ・ゴーキャットジム(タイ)は立ち上がれず。見事に真打を遂げた。
井岡一翔
 試合後に会見を開いた一翔は「見に来てくれた方、視聴者の皆さんにKOを見せることができてよかった」と淡々と話すと、ダウンを奪った直後も落ち着いていたのでは―という質問に対し「素直に勝つために苦しい練習をしてきて、勝ちを確信できたからでしょう」とダウンシーンを振り返った。「相手はディフェンスが巧かったので手こずった部分もある。でも、自分のペースを守ってダメージを与えて倒せたのは良かった。判定で終わらせるつもりはなかったのでKOできてよかった」と試合の感想を語った。
松坂桃李氏と井岡一翔
 「ジェームス・ボンドのようにお父さんからの指示を聞いて勝てたのでよかったです」と「宮崎が練習でもいつも横で頑張っているので励みになっている。宮崎がいい勝ち方をしたので、負けたくなかったですね。次に向けてまた二人で強さを証明していきます」とホッとした表情を浮かべた。
井岡一翔陣営
 「動きは70%。納得はしていない。ただ、勝てたことは嬉しいし感動を与えられたと思う。さらに上の選手と試合をした時に100%になればいい」と井岡一法トレーナー兼プロモーターは、この日初めて笑顔を見せた。
敗れたヴィサヌ
 「構えて引いた時に(ボディにパンチが)入ってしまい息苦しくなった。井岡も自分と同じくらいの力を持ついい選手だった」と苦笑いを浮かべ「パンチが早くてスムーズ。1、2、3のコンビネーションがうまかった。でも、ディフェンスは普通だと思う」とチャンピオン井岡と戦った印象を語った。「自分にはパワーがあったので、2、3年前に出会えばよかった」と敗戦を悔しがった。

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