無敗対決を制すのは

　WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチを目前に控えた5日、決戦の地となる都内・大田区総合体育館で調印式と前日計量が催された。
　王者・内山高志(ワタナベ)がリミットジャストの58.9Kg、挑戦者ハイデル・パーラ(ベネズエラ)が100gアンダーの58.8kgで共に前日計量を一発クリア、明日のゴングを待つばかりとなった。

■WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ12回戦
王者・内山 高志(ワタナベ)VS挑戦者ハイデル・パーラ(ベネズエラ)
■日時:5月6日(月・祝)
■会場:大田区総合体育館
■お問合せ:ワタナベジムTEL.03-5449-3278

　調印式終了後の会見で、未だ無敗の両者がタイトルマッチに臨む意気込みを語った。

WBA世界Sフェザー級王者
内山 高志(ワタナベ)
「早く試合がしたい。コンディションもバッチリで、怪我もなく調整ができた。素晴らしい戦いが見せられそう」と自信の表情を浮かべ、挑戦者のパーラに対し「明日はお互い万全の体調でリングに上がり、良い試合をしよう」とメッセージを送った。

　最後に内山は「7度目の防衛戦で多少の慣れもあるが、厳しい練習を積んできたし奢りはありません。ハードトレーニングで500gほど筋肉が増え、少し減量に戸惑ったが問題はない(笑)。今日はテレビ東京のスポーツニュースを観て、1時には寝ます」と笑顔を見せた。

WBA世界同級10位・挑戦者
ハイデル・パーラ(ベネズエラ)
「チャンピオンのウチヤマと戦えて光栄だ。コンディションもパーフェクト。ベネズエラにベルトを持って帰る」と タイトル奪取を宣言した。

　内山のメッセージに対しパーラは「作戦は十分に立てた。どんなボクサーが相手でも勝つのは私だ。今回のチャンスには感謝している。ウチヤマ、明日は日本のファンが喜ぶ試合をしよう」とベストファイトを誓った。

■検診結果
WBA世界Sフェザー級王者
内山 高志(ワタナベ)
体重:58.9kg/130P
体温:36.2℃
血圧:128/92mm/Hg
脈拍:73/min

WBA世界同級10位・挑戦者
ハイデル・パーラ(ベネズエラ)
体重:58.8kg/129P3/4
体温:36.3℃
血圧:115/73mm/Hg
脈拍:73/min