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[一夜明け会見]2013.4.10

神の左とボンバーレフト

 トリプル世界戦から一夜明けた9日、WBC世界バンタム級王座3度目の防衛に成功した山中慎介と、9回TKO勝ちで悲願の王座奪取を成し遂げたWBC世界スーパーフェザー級新王者、三浦隆司が揃って都内の帝拳ジムで会見に臨んだ。
会見の模様
 帝拳のロゴ入りジャージー姿のふたりは、緑色のベルトをそれぞれ持参。両目の付近にわずかに残る赤い傷跡が激闘を物語っていたが、表情はともに明るかった。王座を守った山中は「勝てて良かったと朝起きてあらためて思いました。体は痛いけれど、それは心地いい痛みです」と晴れやかな表情をみせた。プロデビューから10年で世界一の座に上り詰めた三浦は「すごく嬉しいしホッとしています。小さいころからの夢なので嬉しいけれど、まだ実感が湧きません」と戴冠の感想を話した。
最後は倒せてよかった
 続いて、それぞれがあらためて前夜の激闘を振り返った。まずは12RTKOでマルコム・ツニャカオ(真正)とのサウスポー対決を制した山中が、その一戦を自己解析した。「練習どおりに柔らかくリラックスしていこうと考えたけれど、やっぱり固くなりましたね。マルコムは12年ぶりの返り咲きを狙っていたので気持ちが入っていました。そのため途中は慎重になったけれど、最後は倒せてよかったです。マルコムはボディブローなど巧かったし、右フックは警戒していたけれど何度かもらってしまいました。倒したときの感触はあまりありませんでした」
まだまだ詰めが甘い
 ガマリエル・ディアス(メキシコ)から4度のダウンを奪ったすえ9回TKOで戴冠を果たした三浦は、反省も込めて試合を振り返った。「1Rから相手がボディを攻めてきたのが予想外でした。でも冷静にやれたし、3Rからは自分のペースで戦えました。それ以降は狙いすぎてズルズルと9Rまでいってしまい、4度倒してやっと仕留めることができました。相手にダメージが溜まっている感じがしていたので6R過ぎあたりから決めようと考えていました。詰めの甘さが課題です」
 この試合前から山中には「神の左」という異名がつけられたが、本人は少々気恥ずかしい様子だ。微笑しながら「今回は神の拳まではいかなかったけれど、それでも左で倒せたのは大きい。左だけではダメだと分かっているので、左も含めてすべてを伸ばしていくつもりです」と話した。
三浦は「ボンバー」がお気に入り
 三浦には「ボンバーレフト」という異名がついた。そのことに話題が及ぶと突然、新王者は報道陣に向かって左拳を突き出し「ボンバー! という感じですね」と苦笑いしながらポーズをとった。これには報道陣も大笑いするしかなかった。
 ふたりは今後の抱負についてもコメントした。統一戦や海外進出も期待される山中は、「統一戦は簡単にできることではないので、会長やスタッフと話し合っていきます。今後も強い相手と戦っていき、できれば来年ぐらいには統一戦をやりたいですね」と希望を口にした。現在はスーパーバンタム級にスター選手が集まっており、そのことは山中も十分に意識しているようだ。「減量がきついわけではないので上げるつもりはないけれど、やるならスーパーバンタム級でも自信はあります」とキッパリ言い切った。
WBCのマウリシオ・スライマン氏と
 三浦は「みんなに愛されるチャンピオンになりたいですね」と話した。そしてタイミングを計っていたかのように「みんなに強いといわれるように、頑張るボンバー!」と声高に叫んで白い歯を見せた。そう言って自ら照れるあたりが朴訥な三浦らしいところだ。「皆さんが喜んでくれるので、まあ、そうですね、気に入っています」と本人も満更ではなさそうだった。隣では山中が「ふざけているようにしか見えないでしょ」と笑っていた。
 帝拳ジムの浜田剛史代表は「まだ何も具体的に決まっていない」と前置きしながら、ふたりの次戦は「夏から秋ぐらいでしょう」と話した。
 「神の左」と「ボンバーレフト」の世界併走が始まった。

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