天笠VS脇本に注目!!

　王者・天笠は"痩身の暗殺者"と恐れられ、179cmの長身から撃ち放たれる右ストレートは弾丸の如き破壊力を誇り、切り裂くような左右アッパーはまさに死神の鎌を彷彿させる右ボクサーファイター。
　今年最後となるリング、天笠はトップコンダーを退け日本完全制圧を成し遂げ、いよいよ2013年は「フェザー級アジア最強の座」に照準を定める。

　一方、左構えの挑戦者・脇本は今年に入り、竹中良(三迫)・福原寛人(江見)という中量級戦線の強豪を撃破し日本ランクを駆け上がってきた。
　11月21日に24歳となった"関西の新鋭"は、磐石政権を築きつつある王者からタイトルを奪い獲り、日本最強として新年を迎えることができるのか…。

■前日計量結果
■王者天笠尚(山上)
■57.1Kg
　前日計量を、57.1kgで一発クリアした王者・天笠は「特に今回は練習も順調にやってこれて、体調も崩さずやってこれたので、試合まで気を引き締めて万全のコンディションで望みたいと思います」と心境語った。対戦者については、「減量がキツそうだなと印象は受けたんですけど、明日にはベストコンディションで作ってきてくれると思うので、いい試合できたらと思ってます」と語り、「最強挑戦者1位の選手なので獲りに来ると思うので、僕も迎え撃つつもりで挑戦者の気持ちになって、盛り上がるいい試合をしたいと思います」と気を引き締めた。

■前日計量結果
■挑戦者・脇本雅行(高砂)
■57.1Kg
　前日計量では、一回目の計量で僅かにオーバーした脇本は、1時間後に行われた再計量にて57.1kgのリミットでパスした。なんとか無事に計量を終えた脇本に心境を尋ねると「体重も減ったので勝って帰るだけです」と笑顔を浮かべ「相手が大きいと聞いていたので、中に入っていく練習をしてきました。あとは、いつも通りの練習ですね。やってみなきゃ分からないので、あとはやるだけですかね。」と意気込みを語った。

　王者・天笠の弾丸が挑戦者を打ち抜くのか。それとも挑戦者・脇本が"気持ちの強さ"で上回り、兵庫の地にベルトを持ち去るのか。12月21日、日本フェザー級戦線は若きファイター達の戦いで熱く燃える!!