4年越しの因縁に決着

　日本時間の16日に米国ヒューストン・トヨタセンターで開催されるWBO世界スーパーバンタム級タイトル戦。4階級王者ノニト・ドネア(比/米)と挑戦者で5階級王者のホルヘ・アルセ(メ)の一戦を前に、親日家としても有名なドネアが日本のファンに向けたメッセージを送った。

■調整は順調に進んでいますか。
ドネア　もういつでも試合ができる準備はできているよ。コンディションもとってもいい。万全の状態からトレーニングを始められたので、調整はもちろん順調に進んでいる。アルセとはいつか決着をつけないといけないと思ってたからね。

■ようやくアルセと戦うことになりましたね。
ドネア　そうだね。これまでに何度も、試合をするんじゃないかって話はあったけど、調整がつかずにここまで来たんだよ。最初に試合の話が浮上してから、もう4年もたったしね。だから、今回の試合は4年前からの因縁にケリをつける戦いだと思ってる。今回そのチャンスがきたし、まあ、試合ができるだけでもよかったよ。

■アルセはどんなボクサーですか。
ドネア　アルセはクレイジーだよ(笑)。彼とはいい友達だし、付き合いも長いからね、よく知っている。アイツははタフな戦士だよ。誰とでも戦うし、誰とでも打ち合う。
■アルセ対策は考えていますか。
ドネア　アルセ対策は、とにかくベストコンディションに仕上げるということだね。試合中何が起こるか分からないからね。いろいろなことに備えているよ。予想以上に、激しい打ち合いになるかもしれないし、タフファイトになるかもしれない。普段の試合よりもたくさんパンチを打たないといけないかもしれない。アルセ戦の戦略は内緒(笑)。

■アルセ戦を前に聞くのは気が早いかもしれませんが、今後はどうする予定ですか。
ドネア　ニシオカに勝ったから、この階級で自分がナンバーワンだということは証明できたと思うけど。この階級にはまだ二人世界チャンピオンが残っているからね。リゴンドー(※WBA世界王者)とマレス(※WBC世界王者)。この二人を倒してから、階級を上げようと思ってるよ。ただし、契約が上手くいかずに時間がかかるようなら、直ぐに上の階級に上げると思うけどね。

■日本にもたくさんのファンがいると思います。ファンへのメッセージをお願いします。
ドネア　僕が一番大好きなボクシングをサポートしてくれる皆さんに感謝しています。今回の試合では皆さんが楽しめるようにしっかり準備をしてきました。これからも声援をよろしくお願いします。皆さんのサポートに感謝しています。