相手に不足なし

　31戦目に自信を覗かせた東洋太平洋ウェルター級王者・渡部あきのり(協栄)と挑戦者で同級1位のプラウェート・シンワンチャー(タイ)が都内にあるJBC事務局にて18日、明日(19日)に後楽園ホールで開催されるタイトル戦の前日計量を行った。

※挑戦者のプラウェートは現在WBC世界スーパーライト級1位。2007年にホセ・アルファロ(メ)とWBA世界ライト級王座決定戦で敗れて以来18連勝中。その間にWBCインターナショナル・スーパーライト級のベルトを4回防衛中。5年間負けなしの実力者。サウスポーのファイタータイプ。

　ウェルター級のリミット66.6キロで計量をクリアした両者に最後の意気込みを聞いた。

■前日計量結果
王者:渡部あきのり
・66.6キロ

挑戦者:プラウェート・シンワンチャー
・66.6キロ

　計量を終えた王者・渡部は「31戦目なんで減量も多少上手になってきてる。」と王者の自覚を口にし「(相手は)15位以内ならいいんで、1位ならもっといいってだけです。」とトップコンテンダーを挑戦者に迎えても落ち着いた様子で、明日の試合に関して「KOでも判定でもいい。普通に勝ちます。」と静かに語った。

　計量を終えた東洋太平洋ランキング1位の挑戦者・プラウェートは「コンディションはいい。ビデオでチャンピオンの試合を見てきた。パンチ力はあるがアゴが弱い。」と表情を変えずに話すと「勝つ自信はもちろんある。チャンスがあれば倒す。」と意気込みを語った。

　挑戦者陣営は「プラエウェートはランキング1位だ。勝つ自信はある。」と強気の姿勢を貫いた。

※挑戦者:プラウェート戦歴
・53戦48勝(27KO)3敗(2KO)2分