順調な仕上がり

　27日、WBAスーパーフライ級王者テーパリット・コーキャットジム(タイ)に挑戦する名城信男(六島)が練習を報道陣に公開した。相手陣営の首脳を前に熱の入った練習を披露し、順調な仕上がりをアピールした。世界挑戦は9月1日。

　27日、WBA世界スーパーフライ級王座挑戦を5日前に控えた名城信男(六島)が、報道陣に練習を公開した。武市トレーナーを相手に2Rのスパーリング、2Rのサンド打ち、2Rのバイクをこなした。試合まで一週間を切っているとあって、軽めの調整ではあったが体調の良さを随所に見せた。

　練習後、記者の質問に答える名城は「体調は万全です。」と大粒の汗を拭った。「デンカオセーンと40Rくらいスパーリングさせてもらって色々なアドバイスをもらった、スパーリングは合計100Rくらいしたし、自信もついた。」と3度目の世界挑戦に自信を見せた。「後は、チャンピオンと打ち合い、勝って、是非王者に返り咲きたいと思う。」と世界王座奪還を約束し、ジムを引き上げた。

　六島ジムの枝川会長は「まあまあの出来ちゃうか?今回の練習は内容もイイし、シッカリ出来上がっている。」と自信を覗かせ「奈良で一番有名なボクサーが村田(ロンドン五輪金メダリスト)になっとるから返り咲いてもらわんとな!」と同じく奈良県出身の名城の復権を誓った。

　練習を視察したテーパリット陣営のチーフトレーナー・ウィナイ シンサネー氏(72歳)は「名城にウェークポイントは無い、だが、こちらも順調に仕上がっている、リングに上がってチャンスがあればKOを狙って行く!」とこちらも自信のコメントを残してジムを後にした。
　明日は王者の公開練習が予定されている。