ザ・激突!ツナミvs山口

　女子ボクシングの最高峰の戦い!国内女子プロボクシング解禁以来、ベストマッチと注目を集めるWBA女子世界スーパーフライ級タイトル戦『王者・天海ツナミvs挑戦者同級5位・山口直子』の前日計量と調印式が、都内のJBC特設会場にて8日の午後に執り行われた。
　女子最高峰の激突はいよいよ明日9日、聖地後楽園ホールで行われる。

　計量前に行われた調印式での会見では、両者ともに「コンディションはバッチリ!?」とリラックスした様子。今日改めて、顔合わせをしてみて、対戦相手がどう見えたか―と聞かれると「しっかり仕上げてきたんじゃないかと思う。」とツナミが話すと「予備検診の日よりも顔色もよさそう。」と山口も感想を述べた。

　日本製8オンスのグローブが使用される明日の決戦。グローブチェックのポイントを聞かれると「握りやすさで選んだ。」と王者が笑顔を見せると「フィーリング」と挑戦者も微笑みを見せた。

　明日の試合の展望として「5・6・7ラウンドでKO勝ちしたい。山口選手はとにかくパンチがすごいので、スリルを楽しみながらやりたいし、お客さんにもスリリングなところを楽しんでもらいたい。」と天海が抱負を語ると「1ラウンドで倒したい。しっかりあてて勝ちたい。」と山口も決意を見せた。

■天海前日計量/検診
体重:51.7�s
体温:37.1℃
血圧:125/64mm/Hg
脈拍:73/min

■山口前日計量/検診
体重:51.9�s
体温:36.6℃
血圧:144/84mm/Hg
脈拍:65/min

　この試合で山口直子が王座奪取に成功した場合のプレゼントは『ロンドンオリンピックに合わせてロンドン旅行』と具志堅会長が明言すると『うちは勝っても負けても7月14日に世界挑戦する東郷理代(アルファ)の応援のためメキシコ旅行』と山木会長が笑顔で応戦した。

　両陣営と世界戦オフィシャルによるルールミーティングでは2分10ラウンドで行われ、1分間の休憩は前のラウンドに属することや3人のジャッジが10ポイントマストシステムで採点することなどが確認された。

■試合オフィシャル
レフェリー:杉山利夫
ジャッジ:島川威
ジャッジ:浅尾和信
ジャッジ:ビニー・マーチン
立会人:森田健

■WBA女子世界Sフライ級タイトルマッチ
王者・天海ツナミ(アルファ)VS挑戦者・山口直子(白井具志堅)
■日時:7月9日(月)
■会場:後楽園ホール