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[試合後会見]2012.4.7

粟生、バースディ防衛!

 6日、東京国際フォーラムで行われたWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦は、王者・粟生隆寛(帝拳)が指名挑戦者の同級1位ターサク・ゴーキャットジム(タイ)を判定3-0で下し、見事3度目の防衛に成功した。
左:ターサク 右:粟生
 試合は、序盤こそ先手で仕掛ける挑戦者に圧され気味の王者だったが、ジャブは冴え、7R以降は左ボディ・ワンツーのコンビネーション、右フック、左アッパーでターサクを圧倒。ダウンこそ奪えなかったが、判定3-0と最大8ポイント差を付け完勝した。
試合後の粟生
 王者・粟生は試合当日の6日がバースディ。試合後の会見で「28歳の誕生日に殴りあうとは思わなかった」と苦笑しがらも、リング上で両親に「産んでくれてありがとう」と伝えたことについて「面と向かって言えないので。両親は子供が殴りあってして心配だと思うが、もう少しの間、見守っていてほしい」と改めて両親に感謝した。
W防衛!祝福の握手
 試合を振り返り粟生は「全て想定内だったが、効いているパンチはあるのに倒れてくれないので精神的に疲れた。プロである以上、倒して勝ちたかったがタフな挑戦者だった」とターサクを称えた。
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 最後に粟生は、WBA王者・内山高志(ワタナベ)との王座統一戦実現に向け「今日の内容で大きなことは言えないが、やりたい気持ちはある!ボクシング界が盛り上がれば嬉しい」と、ファン待望のビッグマッチに意欲を見せた。
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 一方、敗れた挑戦者ターサクは「6R以内にアッパーで倒す予定だったが、粟生は速く王者との差を感じた」と完敗を認めながらも、「来日する1週間前に体調を崩し、100%の調整ではなかった」と弁明。ランキングを上げて、再び王者に挑戦したいと語った。

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