エリートvs苦労人

　3月3日後楽園ホールで行われる日本バンタム級タイトル戦。王者・岩佐亮佑(セレス)vs村井勇希(グリーンツダ)の前日計量が行われた。エリート街道を進む王者・岩佐に、14年のキャリアを積む苦労人・村井が挑む。計量後は互いに「明日、よろしくお願いします。」と固い握手を交わした。

王者・岩佐亮佑/53.5�s

岩佐の話
明日もこれまでの試合と何も変わる所はありません。勝つのは当然ですが、上に行くためには勝ち方が問題になると思います。 村井選手は、上半身が柔らかくてうまくかわすイメージがあるので、相手に合わせずに岩佐のボクシングをするだけです。村井選手は、相当にタフなようなので、無理にKOにこだわるより、すべてのラウンドで圧倒する戦いを見せます。
　4月6日に世界タイトル防衛戦を控える山中選手に話が及ぶと「自分が戦ったことの選手がビッグネーム(ダルチニヤン)相手にどのような試合をするのかによって、自分の今の実力も分かる。純粋にファンとして応援に行きます。」と笑顔を見せた。

挑戦者・村井勇希/53.3�s

村井の話
大阪のボクサーにとっては、やはり後楽園ホールは聖地ですから、気分的に盛り上がっています。15年間やってきてやっと巡ってきたチャンスですから、後はやるだけです。岩佐選手は、すぐに上へ行く選手だと思いますけど、ここらで一休みしてもらいますよ。明日を楽しみにしてください。