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石川ジム立川主催の「GENKOTSU 立川立飛大会 vol.13」が9日、東京・アリーナ立川立飛で開催され、全9試合の激闘が繰り広げられた。
メインイベントでは、日本ライト級王者の齋藤眞之助(30=石川)が地元・立川で初防衛戦に臨み、4度目の王座挑戦となる同級1位の村上雄大(26=角海老宝石)を迎え撃つ。
齋藤が持ち前のスピードで凱旋防衛を飾るのか、村上が経験と執念で悲願のベルトを手にするのか、技巧派同士が繰り広げる駆け引きに地元ファンは汗を流しながら声援を送った。

村上が巧みな距離感とコンビネーションで主導権を握り、公開採点でもリード。齋藤はパンチを外されて苦戦を強いられたが、最終10回に右アッパーでダウンを奪うと、一気に連打をまとめて、ストップを呼び込んだ。劣勢を覆した齋藤が、劇的な逆転KOで初防衛に成功した。
試合後、齋藤は「相手が上手く、言葉では表せない細かさがあった。相手のペースのまま、気づいたら10ラウンドになっていた。自分の調子は悪くなかったが、パンチを外されてリズムを崩された」と振り返った。

リードを許した苦しい展開について、「ポイントを取れないままラウンドを重ねて、僕がやらなければいけないことを相手にやられた。勉強になった。負けるなら後悔なく終わろうという気持ちだった。アッパーは練習していたものが自然と出た」と、逆転の一撃を語った。
ダウンを奪った後も、「倒し切らないと勝てないと思っていたので冷静だった。いろいろな攻め方を考えていた」と、勝負を決めることだけに集中していた。

初防衛戦を終え、「これまでは挑戦する気持ちで試合をしていたが、今回は守る立場になり、プレッシャーがあった。勝てて良かったし、ホッとした」と安堵の表情を浮かべた。
今後については、「先のことはまだ不透明だが、練習あるのみ。狙って倒せるようになりたい」と語り、王者としてさらなる進化を誓った。

ベルトに手が届きかけていた村上は「負けました。それだけです」と短い言葉に悔しさをにじませた。
同席した阿部弘幸トレーナーは、「セコンドのミスです。打ち合いにいかなければ勝てたが、採点への不安もあり、前に出してしまった。欲を出したわけではなく、こちら側がポイントに対してもっと自信を持っていれば」と、判断を悔やんだ。





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