[試合後会見]2026.6.10
「The King」藤木勇我が衝撃のプロ初陣! 後楽園を沸かせた18歳の才能

アマチュア9冠、49戦全勝(33RSC)の実績を引っ提げてプロ転向した藤木勇我(18=大橋)が10日、後楽園ホールで開催された「Rising stars of the boxing world」Lemino BOXING フェニックスバトル157のメインイベントに出場した。
59.9kg契約6回戦で、タイ国スーパーフェザー級王者ウィラ・ミカム(28=タイ)と対戦。プロデビュー戦でいきなりメインイベンターを務める異例の抜擢となり、18歳の新星に大きな注目が集まった。
「The King」の異名で知られる藤木は、49戦無敗という圧倒的な実績を携えてプロの舞台へ。後楽園ホールに集まった超満員のファンの期待を背負い、堂々たるパフォーマンスで存在感を示した。
藤木がシャープなジャブで組み立てると、ミカムのボディ攻撃をブロックで回避。ラウンド終盤には、左でバランスで崩させた。2回、藤木は右ショートでグラつかせると、右アッパーからパンチをまとめて攻勢。防戦一方になったミカムを見て、レフェリーがストップした。
試合後、多くの報道陣が集まる中で会見に臨んだ藤木は、「舞い上がってしまい、初回は動きが硬かった。ジャブでよろめかせたが慎重に攻めた。ジャブでも効かせることができると分かったので自信がついた。今日は半分も出していないので、30点」と自己採点。それでも「勝つことができてホッとしている」と笑顔を見せた。
大橋秀行会長は「もっとやらせたかったんだけどね。まだ出していないパンチがあり、ギアを上げる前に終わってしまった。まぁ、デビュー戦だからね」と評価。次戦は8月に予定していることを明かした。
この日はタイトル戦こそなかったものの、日本ボクシング界の将来を担うホープたちが集結。前売りチケットは早々に完売し、開場前から長蛇の列ができるなど大きな盛り上がりを見せた。
大橋会長は「5月2日の東京ドーム興行の相乗効果。今日出た選手が将来、東京ドームのリングに上がることを期待している」と語った。
藤木も「すごい環境でやらせてもらっているので、あとは自分次第」と力強く意気込みを口にした。
一方のミカムは試合後、控室で取材に応じ、「ストップは少し早いと感じたが、藤木はパワフルで非常に良い選手だった」と振り返った。
さらに「ミスブローが少なく、特にストレートは強烈だった。距離を取ろうとしてもプレッシャーが強く、自分のボクシングをさせてもらえなかった」と話し、藤木の実力を高く評価した。
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