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[リングサイドの目]2026.6.7

愛知熱狂! 矢吹正道vsカリストをトップ選手が語る

愛知熱狂! 矢吹正道vsカリストをトップ選手が語る

 IBF(国際ボクシング連盟)フライ級王者の矢吹正道(33=緑)が6日、愛知県国際展示場で開催された「3150 FIGHT vol.10」のメインイベントで、同級3位レネ・カリスト(31=メキシコ)を迎えて2度目の防衛戦に臨んだ。

 KO勝率94.7%の脅威の数字を持つ強打者・矢吹が、これまで一度もKO負けがないメキシコのタフガイ・カリストと激突。世界屈指の破壊力を誇る王者が、難敵相手にどのようなパフォーマンスを見せるのか、大きな注目が集まった。

 試合会場にはトップ選手たちも駆けつけ、世界戦をリングサイドから見守った。熱戦を目の当たりにした選手たちは、矢吹の強さや試合内容をどう感じたのか。試合後、率直な感想を聞いた。
観衆:2200人
力石政法(大橋)
■IBF世界Sフェザー級6位
「間違いなく完勝。正道の得意のジャブに右を合わせてくるのは想定内だったが、外に出るともらいやすくなるので、ポジション取りを指示した。(正道は)打ち合いに強いが、カリスト選手はパンチがワンテンポ遅れて出てきて噛み合わないので、打ち合いになるなと言った。本人は内容が良くないと話していたが、世界戦で完勝できるのはすごいこと」
健文トーレス(ミツキ)
■元WBA世界Sフライ級9位
「ジャブの使い分けと絶妙な距離感によって、矢吹選手は試合の主導権を完全に握りました。さらに、安定したプレッシャーと拳から伝わる重みがレネ選手の危機感を高め、攻撃のきっかけを作ることすら躊躇させたように感じます。

 結果としてレネ選手は「守り、隙があれば攻め返す」という限られた選択肢の中で戦わざるを得ませんでした。タフなレネ選手は徹底したディフェンスから右カウンターを狙い続けましたが、矢吹選手が作り出すリズムと距離感に合わせる展開となり、最後まで自分の流れを築くことができませんでした。

 私自身、レネ選手とはTMKジムやメキシコでスパーリングをした経験があります。本来の彼は驚異的なタフさと豊富な手数、ラッシュ力を持つ選手です。しかし、その持ち味をほとんど発揮させなかった矢吹選手のジャブとプレッシャーは見事でした。

 まさに、ジャブと拳で試合を支配した王者の勝利。背中と拳で語り、人を惹きつけるチャンピオンである矢吹選手を、これからも心からリスペクトし、全力で応援していきます」
富施郁哉(ワタナベ)
■元日本バンタム級王者
「矢吹選手がジャブやフックといった前の手の使い方と合わせるパンチが見事でした。カリスト選手は変則的で最後まで粘り強かったですが、矢吹選手が技術と間合いの上手さで一枚上手でした」

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