[試合後談話]2026.4.29
浜松ヘビー級決戦! 星龍之介vs松田尚之!

JPBAヘビー級育成王座挑戦者決定戦が29日、静岡・アクトシティ浜松展示イベントホールで開催された「西遠ボクシングアワー38」で行われ、同級5位の星龍之介(27=大橋)と同級2位の松田尚之(30=ARITOMI)が拳を交えた。
日本育成王座は、ヘビー級戦線の底上げを目的とした新設タイトル。4ラウンド決戦という短期決着の中で、いかに流れを掴むかが問われる一戦となった。
勝者は、5月29日(火)に後楽園ホールで行われる日本育成ランキング1位の高山秀峰(33=スパイダー根本)と同級3位の大沼ケン(21=角海老宝石)による王座決定戦の新チャンピオンに挑戦する。
初回、松田がジャブでリズムを作る中、星はワンツーで応戦。ラウンド終了間際、松田が左フックでダウンを奪い主導権を引き寄せた。2回、星はジャブで鼻血を誘いながらワンツーを軸に反撃。3回、松田は左ボディで動きを止めにかかるが、踏ん張った星は左アッパーでバランスを崩させて攻勢。終盤には連打でダメージを与え、試合の流れは再び揺れ動いた。迎えた最終4回、守勢を強いられていた松田だったが、左ショートフックで痛烈なダウンを奪取。前のめりに倒れた星を見たレフェリーは、ノーカウントで試合を止めた。
激闘の余韻が残る中、松田は「こんなに打たれたのは初めて」と苦笑いを浮かべながら口を開いた。「ジャブがテーマだったが、相手に上回られてしまった。このままでは負けると心が折れそうになったが、有富会長や丸木兄弟(天熊丸木ジムの丸木和也会長、丸木凌介トレーナー)に『諦めるな』と言われて踏ん張ることができた。丸木凌介さんとのスパーリングでたくさん殴られてきたので、相手のパンチにも耐えることができた」とチームへの感謝を口にした。
有富康人会長も「倒さないと勝てないと発破をかけたが、勝ってくれて本当に良かった」と胸をなで下ろした。
2025年アジアヘビー級1000万円トーナメントでは準決勝で敗れている松田は、「課題が見つかったので練習あるのみです」と語り、新たな目標へ視線を向けた。
一方、試合の流れを引き戻しながらも結果に結びつけられなかった星は、悔しさをにじませつつも冷静に振り返った。「初回のダウンは効いていなかったので、落ち着いて立て直すことができた。ただ、懐に入られた時の対応が甘かった。4ラウンドは明確にポイントを取りに行こうと前に出て、アッパーを合わせにいったところにもらってしまった。進化した姿を見せたかったが…」と語った。
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